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Date:  Wed, 4 Jun 2003 10:32:17 +0900 
From:  木村 伸一 <kimura363@....com>
Subject:  [XP-jp:04431] 「口頭コミュニケーション」のイメージ
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <D1C93BFE5EFDD2119C2C00902745F6420564503F@OSK-M1>
X-Mail-Count: 04431

 こんにちは。

>※皆さんの認識が合っているのかちょっとわからないので、ここで
>  いう「口頭のコミュニケーション」と言うのは、ホワイトボード
>  や紙などを使用しないで、「口のみ」だけのコミュニケーション
>  をさしています。

 個人的には、「口頭vs文書」を「音声伝達vs文字列伝達」
の議論とは捉えていませんでした。
 むしろ「時空の共有vs非共有」と捉えていました。

 「口頭のコミュニケーション」は、いわば「家庭教師ないし
教室」スタイル。
 それは「発信者と受信者が時間と空間を共有していること
を前提としたコミュニケーション」だと解釈していました。

 それに対して
「文書によるコミュニケーション」は、いわば「教科書ないし
通信添削」スタイル。
 つまり「発信者と受信者が時間的または空間的に隔たっ
ていることを前提としたコミュニケーション」だと解釈して
いました。

 ですから、紙やホワイトボードはもとより、身振り手振りとか、
物を使って触ったり動かしたりすることも、「口頭」での対話
のうちだと考えています。
(でないと、聴覚障害のある人との手話による対話等まで
排除されてしまって、ここでの議論には不適当でしょう。)

 「どっちか」ではなく「どっちも」熟達できるといいですね。
 記録性と検索性の高い「文書」も。
 具体性と反応性の高い「口頭」も。

#「口頭」と「文書」のメリットを組み合わせた「口書」とでも
#いうべき技術があるとよいでしょうね。
#オンサイト・リアルタイム・ドキュメンテーション・・・