渋川です。
> 書き物と比べると、口頭での対話は、情報"量"が多いというよりも、
> むしろ情報の"質"が高いのではないですか?
>
> というのは、文書を説明のために事前に書き下ろすのとくらべると、
> (うまく転がっているときの)口頭での対話では、無駄な説明に踏み
> 込むことなく、効率的に相手のツボを突くことができているように感じる
> からです。
相手のフィードバックの速さ、雰囲気、表情、こういうのも含めて、伝わるほど
帯域が広い。故に、量が多い、という感じで考えていました。たぶん、木村さん
の考える質というのと、僕の考える量というのは同じような意図かと思います。
フィードバックもあり、どんどん話が進む。だから会話は楽しい。主観的にも会
話の方が好きです。主観といっても、モチベーションとかにもろに影響するんで、
バカにはできません。
もちろん、会話も、人によっては得意不得意はあるんで、訓練が必要になること
もあると思います。ちょうど裏で話が盛り上がっている「質問」も関係してると
思います。ただ、これは筆記も同じだと思います。僕のお気に入りのマインドマ
ップは、突然図が出てきたり、ジョークとかで話を進められると弱いことが分か
りました。
> 少人数チームを前提とするXPの場合は、口頭の対話で十分と主張
> されても、なるほどと頷けます。
ただ、情報の賞味期限には気を付ける必要はありますね。対話の情報はせいぜい
1週間ぐらいが記憶の限界だと思います。それまでに文書化するなり、ソースコ
ードで表現するなりが必要でしょう。まぁ本当にXPやってたら、1週間以上先の
ことなんてあまり気にする必要なくなるんでしょうけど。
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東京工業大学 国際開発工学専攻 上田(光)研
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