渋川です。
> 馬目ともうします。こんにちは。
こんにちわ。
> 私が面白いなと思ったのは、その本にでてくる邑楽町のコンペの時の話です。
> 審査委員長の原広司氏(京都駅の設計者です)が出した条件が、
> 次の2つだったそうです。
>
> 1. 提案は他者のさまざまな見解を受け入れることができるシステム
> をもっていなくてはならない
> 2. システムの誘起する建築の実現はなんらかの新しい美学に支えられる
> こと
いろいろ興味を引かれる話が多いですね。開く、とか、SOHOに対応した住宅とか、
中国との違いとか。
アレグザンダーのパターンランゲージについてもちょこっと書かれていました。
箇条書きでちょこっとまとめます。かなり適当に短くまとめたのでやや変な部分
もあるかも。
・パターンは人間の行動を分析し、それに応じた空間の単位を規定したもの
・パターンはその空間の単位の対応関係の説明書
・パターンは住民(ドメインユーザ)が利用するもの
・パターンで規定された建物しか作ることができない
・アレグザンダーが行ったような決定版を作ろうとすること自体がムリ
・20世紀の建築家(アレグザンダーも含め)の立場として、ユニバーサルな
プロトタイプに注力している。
パターンランゲージはユーザ参加を目的としたシステムなんですね。となると、
GoFのパターンは厳密にはアレグザンダーのパターンランゲージと目的が異なる
んですね。アレグザンダーのパターンの場合は、設計のトレードオフの選択肢を
狭めることによってユーザ参加をそくすモノなんですね。XPで該当するのはメタ
ファーを用いた計画ゲームということになりますね。GoFのパターンのメリット
の1つの(同業者間の)コミュニケーションツールとしての側面はオリジナルな
んですね。
他にも建築の本で面白いのって何かありますか?あったら是非紹介して下さい。
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東京工業大学 国際開発工学専攻 上田研
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