Date: Wed, 19 Mar 2003 23:53:12 +0900
From: hiroki kugimoto <kugimoto@....jp>
Subject: [XP-jp:04252] 放送大学講座でペアプロ発見
To: extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id: <20030319232949.0624.KUGIMOTO@....jp>
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釘本です。
今、放送大学の大学院講座「学習過程論」を見ていたのですが、
「学習や問題の発見・解決は一人よりも二人でやると非常に効果的」
という話がテーマで大変楽しい気分になりました。
実例があって、
折り紙を渡して、『3/4の2/3の領域に斜線を引いて下さい』
という問題を出した場合、それは1/2の事だったと2回目までに気付く割合が非常
に高まるとの事でした。
1問目から分数の計算で答えを出してしまう人は10人に1人ぐらいで、
2問目として「2/3の3/4の領域に・・・」という問題を出しても1/2だと気付く人
はまだ10人に2人ぐらいだそうです。
しかし、二人のペアでやらせてみると1問目を終えた段階で7割程のペアが1/2の
事だったと気付くそうです。
この話、認知科学?や発達心理学?ではとっくに有名なことなのでしょうか。
教授に「ペアプロ」という言葉を教えて差し上げたくなりました。もうご存知か
な。
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釘本浩樹
<kugimoto@....jp>
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