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Date:  Thu, 13 Mar 2003 14:02:42 +0900
From:  Gomi Masuo <m-gomi@....com>
Subject:  [XP-jp:04217] Re: 記事紹介  : ピーター・コードが語る開発プロセスの選び方
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20030313130423.8154.M-GOMI@....com>
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濱井さんこんにちは。
五味です。

「戦略」とは、
> あえて一言で言うなら、[XP-jp:04032]で述べているように「戦略とは有利に
> なるよう条件を整えること」ということになるでしょう。
とお考えですね。
これは私の認識と違いはありません。

> 「戦略はいかなる場合も変更すべきではない」などと言っていませんが。
つまり、戦略とは「状況によっては変更することも可」ということですね。
これも私の認識と違いはありません。

どうやら、次の一点が認識の違いのようです。
濱井さんは、
  戦略の変更は失敗とほぼ同義。 だから

  「可能な限り戦略を変更せずにすむようにすべき」

と考えられており、
私は、

  戦略の変更は失敗ではない。 だから

  「可能な限り戦略を変更すべき」

と考えています。

ただ、私の場合は「より有利になるのであれば」という条件が付きますが・・。

考えの相違点ははっきりしました。
「戦略の変更と失敗を同義と考えるか否か」ということです。
あとは、これを読んだ皆さんがどちらの考え方に共感できるかをそれぞれ考えて頂ければ
いいと思います。

私も「孫子」は好きで、システム開発のみならずいろいろな場面でその考えを応用して
いますが、今回改めて「孫子の解釈の仕方はいろいろあるんだなぁ」と思いました。