いしばしです。
お疲れさまです。
>
> 「与えられたもので目的を達成する」というのは、戦略的発想ではなく、
> 戦術的発想です。戦略的発想では、「目的を達成するために必要なものを得る」
> ということになるでしょう。
....そうでしょうか?
濱井さんの記述は「戦略的発想と戦術的発想」というよりも、
私には「上位コンテキストの発想と下位コンテキストの発想」と感じます。
>「目的を達成するために必要なものを得る」
という記述は、まさに私が指摘した「将棋に勝つ為に必要なのは、棋譜・定石の
勉強」という内容に合致すると感じます。
無論それも戦略なわけですが、私が指摘したいのは「どのコンテキストの戦略か」
という事であり、私はそれは「上位コンテキストの戦略」ではないかと思ってい
ます。
・与えられたもので目的を達成する -->戦術的発想
・目的達成の為に必要なものを得る -->戦略的発想
と定義されていますが、では、将棋盤上には戦略は存在しないという事で
間違いないのですね?
> 戦術が水が低きに流れるように状況に応じて変化することなら、戦略は土木
> 工事を行って高低差を作り水の流れを制御することです。状況そのものを
> 変化させることです。
・戦術: 状況に合わせた適応
・戦略: 状況を変える
つまり、あらゆるノード(context)が、自分自身のおかれている環境の中で自分
自身を適応させていく外部最適と、自分自身の中の構造を最適化させていく内部
最適があり、外部最適が「戦略」、内部最適が「戦術」だと....
うーむ....
> 間違った知識が掃いて捨てるほどはびこっているので、個々の細かいレベル
> から見ていると全体をきちんと見ることができません。やるべきこととされて
> いたことが、数段上のレベルから見ると無意味だったり、有害だったりする
> ことはよくあることです。
>
> 「与えられたもの」が不適切であることや「目的」が本来の目的と異なること
> は、残念ながらよくあることです。
optimizationの過程が「最適」を導き出すのでは決してないのは当然の事だと思
うのですが....無論それが誤りのこともある訳でして...(TT)
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我々の意見が異なるのは、コンテキストに対する戦略・戦術の位置づけの違いの
ためであると感じます。
私は、コンテキスト間の関連視点で
|context|-----|node|
<戦略> <戦術>
といっている一方、濱井さんはnode視点で
?---|context|---?
<戦略> <戦術>
と呼んでおられるように感じます。
確認ですが、上記が明らかであれば、以下のように言えると思います。
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ある一局の将棋というコンテキストにおいて、
<私の案>
・駒の動きが戦術である。
・一局の方針が戦略である。
(局の前の情報収集、棋力UPの修行は、上位コンテキストに属する)
<濱井さんの案>
・一局の方針は戦術である。
・局の前の情報収集、棋力UPの修行が戦略である。
つまり、「ゼロ知識のシステム」には戦略は存在しない
(戦略はシステム外にのみ存在し、外部とのIOがないシステムには戦略はない。)
というご意見であると思いますが、間違いありませんか?