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Date:  Thu, 06 Mar 2003 13:12:04 +0900
From:  小島@福井コンピュータ <f_kojima@....jp>
Subject:  [XP-jp:04174] Re: XP のすすめ (was:  Re:  イベント参加レポート集「 Developers Summit 2003 」)
To:  extremeprogramming-jp@....jp
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References:  <iss.7462.3e66b472.84e7a.1@....com>
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小島@福井コンピュータです.

>プロジェクトの失敗率が70%以上ですか……。
>下のページには、主要なプロジェクトの成功率が15%と書いてあります。
>
>http://it.nikkei.co.jp/it/manage/column.cfm?i=20030108ci000cm
>
>
>どこかに出典のはっきりしたデータはありませんかね。

softwaremag.com の 1999 年 2 月の "Turning Chaos into Success" と
云う記事にも数字が載っていますね.

http://www.softwaremag.com/L.cfm?Doc=archive/1999dec/Success.html

米国における 1994 年からの 23,000 の大中小の会社のプロジェクトの
成功率だそうです.

それによると,

 ・1994 年
    大企業  9%
    中企業 16%
    小企業 28%

 ・1998 年
    大企業 24%
    中企業 28%
    小企業 32%

と云う数字に成っているようですね.



以下余談です.

>http://it.nikkei.co.jp/it/manage/column.cfm?i=20030108ci000cm

この記事で一寸疑問なのですけれど・・・

「失敗の理由はスケジュール遅延とコストオーバー」と結論付けている記事
がありますが,其れが「失敗の理由」だとすると「プロジェクトが失敗した
かどうか」はどうやって判断しているのでしょうね.

# 若し仮に,「失敗したプロジェクト」の定義に「スケジュール遅延とコスト
# オーバー」が含まれていれば,失敗したプロジェクトに「スケジュール遅延
# とコストオーバー」が多いのは当たり前で,「失敗の理由」と云う分析には
# ならないでしょうし.