渋川です。
たまたま手元にあった、大学受験で使った倫理の資料集を眺めていたらこんな説
明がありました。
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松尾芭蕉の俳諧の理念を「さび」と表現するが、これはただ寂しいとか孤独だと
いうことではない。寂しさとともに、人や自然を深く慈しむ思いがあって、はじ
めて「さび」の美がうまれる。
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あまり技巧的、観念的なのは良くない、ということらしいです。心のシンプルデ
ザインですね。
ちなみに、「さび」と対で言われる「わび」は不完全なものに意義を認め、不整
合な形のもつ美を積極的に認めるところにある、とのことです。テスト駆動開発
で、テストを失敗させて「よしこれから実装するぞ」と元気になる心がさびでし
ょうか?
ついでに能楽の美を「花」というらしいのですが、世阿弥残した本によると、若
さで失われる「時分の花」と、修行によって壮年になって現れる「まことの花」
の2つがあるそうです。花ははかないもの、という意味もあり、「まことの花」
を咲かせるために精進しつづけなければいけないということで、Roy W. Miller
が↓の参考文献の欄でXPの5番目の価値になる可能性があるとしている「継続的
学習」に通じる所がありますね。
http://www-6.ibm.com/jp/developerworks/java/021018/j_j-xp0813.html
投稿前に読み返してみるとなんだかこじつけっぽいですね。
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東京工業大学 電気電子工学科
_/_/_/ しぶかわよしき JA6HFA/1 yoshiki@....jp
_/ http://www.shibu.jp http://www.unittest.org