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Date:  Mon, 24 Feb 2003 02:01:28 +0900
From:  Manabu Funaki <maapy@....jp>
Subject:  [XP-jp:04096] 自己適応的なプロセス (was Re: 自律的な開発プロセス)
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20030224013855.EF2E.MAAPY@....jp>
In-Reply-To:  <iss.3884.3e51988c.2cb83.1@....com>
References:  <20030206123659.93E8.MAAPY@....jp> <iss.3884.3e51988c.2cb83.1@....com>
X-Mail-Count: 04096

舩木です。
博識な濱井さんに返信を頂いて恐縮・光栄です。

Tue, 18 Feb 2003 11:21:00 +0900に濱井さんが送られたメールに関する
返信です。

「自律的な開発プロセス」というのは私の造語で、元のアイデアとして
は、マーチン・ファウラー氏の著述がありました。

新しいソフトウエア開発手法
http://www007.upp.so-net.ne.jp/kengai/fowler/newMethodology_j.html

XP変奏曲(Variations on a Theme of XP)
http://objectclub.esm.co.jp/eXtremeProgramming/xpVariations-j.html

ここでは、「自己適応的なプロセス」とか「XPと自己適応性」という言
葉が出てきます。

「自律的」と言い換えたことに重大な意味はないので、サブジェクトを
振り替えました。


> >問題は、開発プロセスを見直す技法を、どのようにその開発プロセスに
> >組み込むか、ということだと思います。
> >(誰が、どうやって、どのタイミングで見直すのか?)
> 
> 開発プロセスを見直すのは、開発プロセスのみではダメで、教育訓練などを
> 含め企業文化といったレベルで、見直すことを組み込む必要があると思います。

私がファウラー氏の著述を読んでいて、開発プロセスがそれ自身の改変
方法を定義しているものもあるのかと、思い込んでいた節があります。
間違っていたらそれは私の不勉強・知識不足から来るものだと思うので、
すみません、ご勘弁ください。

ただ、たとえばXPを適用する際に、ファウラー氏が
http://objectclub.esm.co.jp/eXtremeProgramming/xpVariations-j.html#N164
あたりに述べているように、チームが開発手法を定期的にレビューして、
自分たちのスタイル、そのプロジェクト、に合うように開発手法を改変
していく、そのようなやり方が出来たらいいなと思ったのでした。

ピーター・コード氏の元記事は、個別の開発手法という枠を越えて、状
況に合う開発手法を選べばよい、というようなお話だったと記憶してい
ます。ファウラー氏も「新しい開発手法」のほうで同じようなことを述
べています。