こんばんは。山野です。
最初に、釘本さん、本当にありがとうございます。こんな大作のメールが
帰ってこようとは思ってもみませんでした:-)
hiroki kugimoto <kugimoto@....jp> writes:
> A.よいソフトウェアを作るためには、どのような分析や設計をすべきか。
> (何を作るかの確定のよりよい方法は?)
> 2.上記のAについては、昔のソフトウェア工学が十分に光ををあててこなかっ
> たいわゆる「上流」分野ですから、経営学での到達点をどんどん取り入れていま
> す。結局経営上の有用性の話ですからね。
ここがよく理解できません。A.が一般的な質問であるのに対して、2.は特定の
ドメインでの話になっているように思います。釘本さんは、ソフトウェア一般
でなく、ある特定のドメインについて話をされていると考えていいですか?
> 例えばクリス・マーシャルの本を読んでも、殆ど「UMLで表現された経営学の本」
> ですね。
僕は経営学を知らないので、あの本を読んだ時にソフトウェアと何かの境界線
上にある何かを扱った本だなと感じました。
> 「ソフトウェア工学大事典」
> 朝倉書店、1998、ISBN4-254-12123-7、\65,000!
> の「ソフトウェア工学の歴史」という記述(P737〜744)
> によれば、80年代は「プロセス」の妥当性に話題が集まり、さらに90年代にはソ
> フトウェア製品や生産に関心が移っている、という事です。
> 更に、この本で整理して記述されている内容を読むと
> 「コントロール」「マネジメント」の視点における最近のソフトウェア工学の個
> 別概念も、色々と経営学に関係していると感じました。
これは釘本さんへの質問というわけではないんですが、経営学的な考え方を取
り入れているのは、ソフトウェア工学だけなんでしょうか?
経営学が扱う分野(ビジネス?)とソフトウェアは、理論だけでは解決できない
問題が多く、変化が早く、安定していないから、同じよう手法が適用できそう
だと考えられてるんじゃないかなと、ぼんやりと思ってみたりします。
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Yuji Yamano <yyamano@....jp>
The music spread everywhere. In the mouth. In the armpits. In the crotch.
The music a way of flying up and flying past. --Susan Sontag