濱井です。
2003/02/04 01:25:09 +0900にHirohide Yazakiさんが送られた
メールに関する返信です。
>k-hamai> >[XP-jp:04025] Re: 記事紹介 : ピーター・コードが語る開発プロセスの選び方
>k-hamai> >で私が述べているのは、
>k-hamai> >・「基本戦略」はよくわからないが「戦略」は変化する。
>k-hamai> >・敵や環境に合わせ、定まった手が存在しないのは、戦術だけでなく戦略もであ
>k-hamai> >る。
>k-hamai> >・ゆえに、「兵の形は・・・」の「兵」とは、戦術だけではなく戦略も含まれる。
>k-hamai> >です。
>k-hamai>
>k-hamai> 戦略は、戦闘の基本的な枠組みとなるものなので、成中に変化させるのは、
>k-hamai> まず不可能です。
>
>ごめんなさい。ちょっと教えてほしいのですが、、、
>「”成中”に戦略を変化させる」という話は、このスレッドのどこから出てき
>たのでしょうか?議論は「成中に戦略を変化させることが可能か否か?」でしたっ
>け?
>
>この議論の元となった
>[XP-jp:04021]で紹介されているピーターコードの論文、や、同じくその投稿で紹
>介されている[XP-jp:04012]や[XP-jp:04014]の記事内容、あるいは私が投稿した
>[XP-jp04022][XP-jp04025][XP-jp04040]それに対する濱井さんの投稿、また孫子
>の「水に象る」の解釈のどこにも「”成中”の戦略変化」が議論のメインテー
>マである個所はないと思うのですが、私間違ってます?
「水に象る」という言葉が出てくるのは、『孫子』の虚実篇(実虚篇)で、
戦場における虚々実々のかけひきについて書かれた篇です。ですから、「水に
象る」というのは戦場において、戦闘において、ということになります。
>k-hamai> 例えば、XPにおいて「変化ヲ抱擁セヨ」という言葉どおりあらゆる変化を
>k-hamai> 受け入れるというわけではありません。XPにおいて想定している「変化」は、
>k-hamai> 仕様の変化や納期の延長、短縮のような変化であり、開発メンバが大幅に
>k-hamai> 入れ替わるような「変化」に対してはXPは不向きです。このような変化に
>k-hamai> 対しては、むしろ、従来の重量級プロセスの方が適切です。
>
>開発メンバが大幅に入れ替わるというような話は出ていないと思いますが、どう
>でしょう。
「例えば」という言葉の通り、戦略を変化させるべきでない一例として挙げた
だけです。