釘本です。
すみませんもう一つ。
On Mon, 27 Jan 2003 11:33:21 +0900
HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com> wrote:
> 『孫子』における「兵」とは、戦争、戦闘、軍というような意味で、戦略とか
> 戦術とかいう意味はほとんど無いように思います。
> 「兵の形は水に象る」とは、成中の軍隊は水のようであるべきだという
> 意味のようです。水が高いところから低いところへ流れるように敵の強い
> ところを避け弱いところを攻めるべきだという意味のようです。軍の陣形と
> いったものに正しい形が決まっているわけではないという意味のようです。
>
私は勉強不足で孫子についてあまり語れませんが、昔読んだ孫子の入門本には確
かに濱井さんがおっしゃる意味だと書いてあったと記憶しています。
入門本だからかも知れませんが・・・
勉強不足が票を入れる資格はないのですけど、ここは濱井さんの上記の説に一票
です。
> 戦略と戦術の区別ですが、近代戦では、戦略、作戦、戦術の3つを区別し、
> 作戦と戦術とが広義の戦術に当たるようです。
>
濱井さん、これも参考になりました。
そのうち勉強してみたいと思います。
> 企業経営などでは、戦略と戦術の区別はやや曖昧になりますが、戦略とは
> 有利になるよう条件を整えること、戦術とは与えられた条件下で有利に
> なるようにすること、と言っていいと思います。
うーんこれは・・・「曖昧になる」というとニュアンスが違うと思います。
視点の取り方によって変わるので、まさにその視点のとり方こそが分析的・帰納
的な思考法のキモだと思います。
誤解を恐れずすごく大胆に表現すると、メソッドの内容記述のような思考法でな
く、クラス抽出のような大胆な現実の捕まえ方、その時に大事になるのは視点の
取り方、視点のとり方の正解はいくつもありえるが、プラグマティックにしかそ
の価値は決まらない、・・・といった感じです。
・・・うぅうぅ、仕事します。
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釘本浩樹
<kugimoto@....jp>