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Date:  Mon, 27 Jan 2003 11:33:55 +0900
From:  HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com>
Subject:  [XP-jp:04033] Re: 記事紹介 	 : ピーター・コードが語る開発プロセスの選び方
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <iss.454f.3e349a93.5d188.1@....com>
In-Reply-To:  <20030124071726.5F5D.KUGIMOTO@....jp>
References:  <20030124071726.5F5D.KUGIMOTO@....jp>
X-Mail-Count: 04033

濱井です。
2003/01/24 07:53:03 +0900にhiroki kugimotoさんが送られた
メールに関する返信です。

>例えば、
>通常の成方法を想定した場合、「充分な」兵力も「充分な」補給も我が軍には
>無理である、よって先手必勝の電撃戦で相手を叩く!(信長の桶狭間)
>・・・というようなもっと大枠での思考を、「戦略」と表現するのが普通です。

桶狭間については、戦略的対処ができなかったので、戦術的な対処をしたと
考えるべきだと思います。ソフトウェア開発で言えば、デスマーチにいきなり
放り込まれてしまったようなもので、デースマーチにならないようにするのが
戦略であり、デースマーチを乗り切るのは戦術と呼ぶべきでしょう。


>そして上記の例だと、戦略レベルの意思決定によって、今川義元の2万5千の大
>群を破るのに信長の2000の軍は「充分」な兵力に変化した訳です。だって実
>際破ったんですから。

それだと、戦略の良否は結果でしか判断できないことになってしまいます。
桶狭間でも今川側には大きなミスはなく、運が良かったから信長は合戦に
勝てたというのが真相らしいです。