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Date:  Sat, 25 Jan 2003 10:55:20 +0900
From:  hiroki kugimoto <kugimoto@....jp>
Subject:  [XP-jp:04029] Re: 記事紹介 :  ピーター・コードが語る開発プロセスの選び方
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20030125104205.5F72.KUGIMOTO@....jp>
In-Reply-To:  <20030117101054.AC74.FIRO@....jp>
References:  <iss.2c73.3e269995.f004.1@....com> <20030117101054.AC74.FIRO@....jp>
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釘本です。
矢崎さん今日は。

On Fri, 17 Jan 2003 10:51:38 +0900
Hirohide Yazaki <firo@....jp> wrote:

> コーバーン氏は武蔵とアジャイルの類似性を指摘していますが、私は個人として
> の武蔵の戦法よりは、集団、人間心理、臨機応変などの点で、孫子の兵法とアジャ
> イルの類似性のほうが興味深いと思っています。
> -- 
コーバーン氏は経営学の発想を多く借用しています。
(そうやって社会科学は発展してきたのですから、正しい研究者の道だと思いま
す。誤解なきよう。)

その経営学のアイディアに、孫子の兵法との類似点が非常に多く見られます。
結局経営学も軍事方面から多くのアイディアを借りて発展してきていますからね。
SWOTなんて「敵を知り己を知らば百戦危うからず」ですし、BCGの製品マトリッ
クスや競争戦略の考え方には「戦わずして勝つ」などの孫子の視点が見られます。

私は孫子に詳しくないので、いつかしっかり勉強してみたいと思っています。
しかし、この視点(孫子の経営への応用)での書物・セミナー・学習会は巷にあ
ふれており、大抵(感覚的には9割)は経営学的見地からは「?」とか「・・・」っ
て感じなのがヒッジョウに残念です。
まー「経営学的見地」なんて大上段に構えるとこっちも恥ずかしい事言ってる気
がしますが。


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TIS株式会社 釘本浩樹
<kugimoto@....jp>
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