Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  Mon, 20 Jan 2003 16:32:21 +0900
From:  HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com>
Subject:  [XP-jp:04023] Re: 記事紹介 	: ピーター・コードが語る開発プロセスの選び方
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <iss.4831.3e2ba66d.d661c.1@....com>
In-Reply-To:  <20030117101054.AC74.FIRO@....jp>
References:  <20030117101054.AC74.FIRO@....jp>
X-Mail-Count: 04023

濱井です。細かいことかもしれませんが。
2003/01/17 10:51:38 +0900にHirohide Yazakiさんが送られた
メールに関する返信です。

>孫子にも
>「兵の形は水に象る」とありますね。
>
>これは、
>戦略は、水のようであるべきだ。
>水が地形に応じてその形を変えて流れるように、戦略も敵に応じて態勢をかえた
>ものが勝利をおさめる。ゆえに、水に定まった形がないように、戦闘にも定まっ
>た手は存在しない。
>というような意味です。

戦略と戦術を混同しているように思います。

 ・正確な情報を得る
 ・充分な兵力を揃える
 ・充分な補給を調える

といった基本戦略はいつでも同じです。

ソフトウェア開発でも。

 ・優れた人材を揃える
 ・良いツールを揃える
 ・各人のやる気を引き出す

といった基本戦略はいつでも同じです。

敵や環境に合わせ、定まった手が存在しないのは戦術だと思います。

>コーバーン氏は武蔵とアジャイルの類似性を指摘していますが、私は個人として
>の武蔵の戦法よりは、集団、人間心理、臨機応変などの点で、孫子の兵法とアジャ
>イルの類似性のほうが興味深いと思っています。

確かに……。