家永です.
アンラーニング,ダブル・ループ学習
私も関心があります.
開発プロセスを例にとれば
ウォーターフォール開発に過剰適応した組織・個人が,要求の変更に対して,
シングルループ学習では対応できずに失敗する.対処は,ウォータフォールと
いう枠組みを組織・個人が勇気をもって学習棄却し,新たに反復開発という枠
組みをダブル・ループ学習し,それからシングルループ学習で向上するといっ
たところでしょうか.
計画者ー実行者の構造を例にとれば,
計画者-実行者の完全分離の構造に過剰適応した組織・個人が,計画者-実行
者の対立や社会の変動等に対してシングルループ学習では対応できずに失敗す
る.対処は,???(いまだ解決されていないが,ラーニングオーガニゼーシ
ョンなどが候補?)
といったとこでしょうか.
XPに関して,アンラーニングやダブル・ループ学習は、XPの初期段階でも重要
と思います.
例えば,オンサイトユーザは,旧来,品質納期コストに関するWin-Lose関係を
前提にした交渉を学習棄却し,Win-Win関係を前提とした協調関係を築く能力
をダブル・ループ学習することが求められると考えられます.
オンサイトユーザは,顧客・開発者の2者の意識変革を必要とし,リファクタ
リングやテスト駆動開発に比べ,学習棄却が難しいのが特徴だと思います.
参考
http://zhangyi.tripod.co.jp/research/exam/learning_org.html
以上です.
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家永英治
ienaga6@....jp
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