お初です。
つい今日、ふとしたきっかけでアジャイルやXPを知ったのですが、
私の15年余のエンジニア人生で、かねがね思い描いていた
システム開発プロジェクトマネジメントのスキーマ
に、(まっことおこがましいですが)非常に共通点があるので、
これから一所懸命勉強してみようと思っているところです。
よろしくお願いいたします。
そこで、手始めにですが、
現在紹介されている案件で
これから
「オブジェクト指向」をベースに
先駆的で意欲的なシステム開発事業を立ち上げようとしている
とあるシステムハウスに、渡りに船とばかりに、
アジャイル的でpracticableなマネジメントスキーマ
のプランを提案してみようと思います。
まずは、ご挨拶がわりに
XPについてのファーストインプレッションを披露させていただこうと思います。
◆4つの価値について
・コミュニケーション(Communication)
これは、日本人は苦手とするファクタでしょう。
しかも、その程度は年々ひどくなってくる一方。
よそよそしい関係ではなく、かといってべたべたにならず、
適当な距離を持って、お互いにレスペクトしあう関係
それが、良いコミュニケーションのベースには必要でしょう。
そしてそのために最も欠くべからざる、かつオリジナルには触れられていない基本要
素。
それは
Confidence
です。
個々のConfidenceなしで、合理的なコミュニケーションは望めません。
ましてや、1+1が3にも4にもなることを期待されているのであれば、
なおさらでしょう
欧米では当たり前のそれが、
日本人には成人になって改めて身につけなければならないものになっている。
日本の社会は、それを育む仕組みを失って久しいです。
そこで、それをアクティベートするには
それなりの仕掛けが必要になってきます。
基本ファクタは
・フィールド
・ルール
・モデレータ
つまり、一種ゲーム的な場作りです。
ただ、ここで気をつけなくてはならないことは、
あまりエキサイトさせすぎないこと
かもしれません。
フーリガンの出現はすべてを台無しにしてしまいます。
でも、日本人のシャイさは、時として「ハイド氏」の側面を持っているので
要注意です。
・シンプルさ(Simplicity)
このファクタについては不思議なことがあります。
シンプルであるべき
という原理からスタートしたものであっても、
いつの間にか、シンプルでなくなる
というジレンマが常にあります。
一因は、私の脳が低能であるがゆえに
それを理解するに「シンプルでない」と感じるせいもありますが、
複数の人が評価してモディファイするものは
すべて複雑になっていく
「シンプルであること」を原理として皆が理解していたとしても
というマーフィー風の法則があります。
つまり、
ここにワンタッチ式のシンプルな電子レンジがあるとして
単に人差し指一本でボタンを押せば料理が出来るものを
その仕組みや発明までの歴史やその理念について
何十ページもの解説書を読破し理解しなければ
そのボタンを押すことは許されない
それがカリスマ的なものになればなるほど
です。
シンプルさを護りとおすには、
それなりの強固なガードが必要です。
余計なことはさせない仕組みを用意しなければならない。
あるいはここがXPと相反するところかもしれませんが
私は、
エンジニアには大工道具と木材ではなく「レゴ」で作らせるべき
と思います。
・フィードバック(Feedback)
これまでの開発プロジェクトの最大の課題は
フィードバックプロセスをプランニング&マネジメントできなかったこと
とも云えるでしょう。
フィードバックはほとんどの場合
予測できないもの
であり
もっと厄介なのは
ありうべからざるもの
という認識が顧客にも管理者側にもあることです。
生真面目であればSEもそう思っている場合も少なくないでしょう。
関係者にこれを認めさせるには、
かなりの政治的なアプローチが不可欠でありましょう。
システム開発プロジェクトにそれぞれの役目を与え
フィードバックプロセスの一環に組み入れ
自分も創造の瞬間に関わっていることを感動を持って知らしめること
それを戦術としてどう仕掛けるのか
考えどころです。
・勇気(Courage)
これについては、まだ理解が及んでいません。
確かに、「改革」には勇気を伴いますが、
勇気のある人間はごく一握りです。
こと日本では、勇気ある者といえば
悪しき野望のある輩か
さもなくば
(私のように)よく物を知らない愚かな人
で、いづれにせよ、良い印象を持たれない類の人間です。
もしXPが
その一握りのエリートに、世界のシステム作りのすべてを委ねよ
という啓示であるのならば、
はたしてこれは、フリーメイスンの新たなる戦略か?
to be continued..,
...とかような感じで続くのですが、
どうやら長くなりそうで、
ひとさまのご迷惑も省みて、別サイトに続きを書こうと思います。
またこちらにはアナウンスさせていただきますので
どうか忌憚なくご批判賜りますことを切に願う次第です。
では。