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Date:  Sat, 3 Jun 2000 21:53:08 +0900
From:  "KIMURA Shinichi" <JAE01451@....jp>
Subject:  [XP-jp:00459] XPractice 試訳「 CRC Cards 」 (http://w3.dreams.ne.jp/~pb1871/PracCRC.html)
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <001901bfcd5b$7c40c200$6a4383d2@pcg-c1r>
Posted:  Sat, 3 Jun 2000 21:58:58 +0900
X-Mail-Count: 00459

 みなさんはじめまして(^_^)
 きむら(kimura363@....jp; JAE01451@....com)といいます。
 (@niftyで使っているハンドルで、きむら しんいちと名乗ることにします。)

 矢崎(firo@....jp)さんからメールの回答をいただいたのがご縁でメーリ
ングリストに参加させていただくことにしました。
 以後よろしくお願いします。

 XPracticeの日本語版で、リンクが一部切れているとお知らせしたところ、
未翻訳なのでよかったら翻訳してみませんかとお誘いを受けました。
 それで、未訳と聞いたものの中から試しにひとつ訳してみました。
「CRC Cards」(http://w3.dreams.ne.jp/~pb1871/PracCRC.html)

に相当する文章のつもりです。
(訳文は、翻訳ソフトに下訳をしてもらったものをもとに、原文をみながら修正
して作成しました。)

 ほかにもよかったら訳してみたいと思いますが、Smalltalkを知らないので、
術語の訳には誤りが出るかもしれませんし、既存の翻訳との整合性がない
文章になってしまうところもあるかと思います。
(もちろん、そうしたこと以前に英文の解釈にも欠陥があるかと思いますが。)

 ところで、一連の翻訳にあたっての翻訳標準のようなものは決められている
でしょうか?
 もしあるのでしたらその所在(URL?)を教えてください。

 それではまた(^o^)/

--------ここから--------
CRCカード設計

私たちは、CRCカード設計をほとんどいつも使います。開発者も管理者もユーザも、
全員がカードに対してくつろげるのは、おそれることなどないからです。カードを
動かしてみることで、クラスがどうはたらくか記述するのがかんたんになります。
もし設計がうまくいかなくても、カードの束を捨てて新しくするのはかんたんです。

私たちはカードを保存しませんし、結果を文書にもしません。クラスが設計の
ドキュメントです:クラスがシステムの実際の表現なのです。

反論 「正しい設計プロセス」なしに、高品質システムを作成することはできない。

私たちの設計プロセスはまったくもって正しいのです。多くの開発者が私たちの
カード記入セッションに寄与します。その結果、開発者のチームがクラスの中に
設計を実現します。ただ、私たちは設計プロセスの副産物としての付随的な
ドキュメントを生産しません。さらに、私たちはドキュメントの更新に時間を浪費
することもなく、古びたドキュメントと過ごすこともないのです。敗者なし
(win-win)
のアプローチというわけです。

システムの品質は1300ユニット以上のテストによって保証されます。すべての
クラスは、それが行うと想定されることを行っていることを保証する広範な単体
試験を持っています。

システムの品質は何百もの機能テストによって保証されます。各テストは全体の
システムを試します。端から端まで、またそれがその入力からの正確な出力を
計算することをチェックします。

反論 「正しい設計プロセス」なしでは、何を構築しているのかあるいは構築した
のかを知ることはできない。

現実の世の中では、設計ドキュメントがソフトウェアの書かれた現実を反映する
ことはまれです:最新には保たれません。私たちの焦点は、実際のソフトウェア
の品質と保守性にあるのです。

Smalltalkの開発環境はソフトウェアを独り立ちさせます。適切な命名規約、うまく
設計されたクラス、それに強力なSmalltalk環境があれば、何がどう動くかを知る
のはかんたんです。
--------ここまで--------


	

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