平鍋です.
On Tue, 30 May 2000 11:34:11 +0900,
"Junzo Hagimoto" <hagimoto@....com> said:
> 佃さんとはパーティの席で偶然お話しましたが、ペアプログラミングに
> ついては、残念ながら話題にしませんでしたね。
> みなさんに、興味を持っていただいて嬉しいです。
> そこで、もう少し、開発のどのような局面にてペアプログラミングを使っ
> ているか話をさせてください。みなさんのなんらかの参考になればと思
> います。
情報提供ありがとうございます.
>..(中略)..
> 基本的には、AチームとBチームは協調しながらも競い合う関係。チーム
> 内の2人は仕事を分担しながらも、チーム内のすべての結果について平
> 等な責任を持つというもので、暗黙的ルール(ムードでルールを作って
> きたので暗黙的)としては次のようなものがあります。
> (1)チーム内の2人は、チームの共有財産であるソースの内容を熟知する事。
> (2)チームは、チームの成果であるプログラムコードと設計ドキュメントに責任を持
> つ事。
> (3)チーム内で、設計と実装の担当を分担してもよいが、設計者であっても(1)を実践
> する。
> (4)AチームとBチームは、プリプロトの期限を厳守するため積極的な情報交換を行う
> こと。
「協調しあいながらも競い合う」というのがおもしろいですね.実
際に開発が終わった時の経験レポートが楽しみです.^^;
eXtreme Programming では,12のプラクティスが依存し合ってお
り,実際はペアプログラミングだけを行うことは難しいです.ペア
プログラミングが依存している他のプラクティスで特に重要なのは,
○共同所有権
これは誰のコード,あれは誰のコードという所有権を決めない.
○コーディング標準
インデントまで含めて,コードのスタイルがプロジェクトで決めら
れている.
○ユニットテスト
他人のコードを変更しても,すぐにテストでその変更の正当性がわ
かる.
です.私もはやく XP を実践してみたいのですが,すべてのプラク
ティスを実践するのには勇気がいり,また,部分的な実践では矛盾
が出てしまう,ということに行きあたっています.
以上です.