平鍋です.
情報処理学会ソフトウェア工学研究会の,ワークショップin神戸の
ご案内です.泊まりがけで,議論するそうで,さらに,今年は「軽
量プロセス」というテーマがあるそうです.
以下,発表募集情報です.
以上
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ウィンターワークショップin神戸発表募集
www.ipsj.or.jp/sig/se/
または
www.s-lagoon.co.jp/ipsj/sigse/winter.html
情報処理学会ソフトウェア工学研究会では,1997年以来,毎年ワークショップを
開催し,テーマを絞った集中的な議論の場を持ってきました.本年度のウィン
ターワークショップでは,組み込みシステム,要求工学,軽量ソフトウェアプロ
セス,Webサービス技術,ソフトウェア可視化技術 の5つのセッションを計画し
ております.各分野に造詣の深い討論リーダのもと,それぞれの分野で,いま何
をやるべきか,そのために解決すべき研究・技術課題 は何かを,参加者各自の
知恵を結集してまとめることは意義あることかと存じます.皆様の積極的なご参
加をお待ちしております.
記
日時:2003年1月23日(木)- 24日(金)
会場:富士ゼロックス総合教育研究所スペースアルファ神戸(兵庫県神戸市)
主催:情報処理学会ソフトウェア工学研究会
テーマ:全体セッションと討論中心の下記テーマ別セッションを設けます.
・組込みシステム:討論リーダ 青木利晃(JAIST),平山雅之(東芝)
近年,様々な分野で組込みシステムが広く利用されるようになってきている.し
かし,一方でこうした組み込みシステム利用の急速な拡大の中で様々な問題や混
乱が生じている.今回は組込みソフトウェア開発の現状を様々な視点から分析
し,現状の課題に対して,ソフトウェア工学的な解決手法を見出すきっかけとし
たい.現状の課題分析については,様々な分野で活躍されている組込みシステム
開発技術者の方々の経験を,また,解決手法については,企業での実践例や大学
での研究成果などをとりあげ,幅広い視点から議論していきたい.
・要求工学:討論リーダ 佐伯元司, 綿引健二(東工大)
今回は「要求仕様から想定される最終製品の品質特性の数量化」を中心に議論す
る.要求仕様の品質特性と最終製品の品質特性との間の相関関係を明らかにし,
要求仕様からの最終製品の品質予想や,予想した品質が達成されない場合のソフ
トウェア開発プロセスの問題点を指摘できるようにする.さらに,いままでの到
達点を踏まえた上で,何が解決できたかを明らかにし,今後の要求工学分野の重
要課題を明らかにしていく.
・軽量ソフトウェアプロセス:討論リーダ 松下誠(阪大),藤井 拓(オージス総研)
本ワークショップでは,2000年度よりソフトウェアプロセスに関する単独の討論
セッションを継続的に開催してきました.その 3 回目となる今回は,XP
(eXtream Programming) やオープンソース開発など,近年急速に認知が進んでき
ている一連の軽量ソフトウェアプロセス(Agile Process)技術について議論を行
います.本セッションでは,軽量ソフトウェアプロセスの利点・問題点などにつ
いて整理を行った上で,既存の管理型プロセスとの違いや,プロセス実施にあ
たっての問題点,今後への課題についてどのような取り組みを行うべきかを明確
にすることを目的とします.
・Webサービス技術:討論リーダ 松田 栄之(NTTデータ)
Webサービス技術は,アプリケーションの開発プロセスを改善し,ソフトウェア
開発の効率化に大きく貢献している.Webサービス技術は,基本的な規約がほぼ
決まり,その拡張機能の検討が行われている.本セッションでは,
SOAP/WSDL/UDDIやebXMLなどの基本的なWebサービス技術に加え,Webサービスを
利用して取引を安全に行うためのセキュリティ,サービスシナリオ(ワークフ
ロー)の記述方式,ビジネスモデリング,Webサービスを用いた分析や設計など
の開発技法,取引の品質を保証する信頼性技術,などの議論を行う.また,動的
なWebサービスの連携を視野にして,Semantic Webも対象とする.さらに,Web
サービスのビジネスへの適用に向けた課題の議論も行う.
・ソフトウェア可視化:討論リーダ 大木 幹雄(日本工大)
ソフトウェアがもつ構造や制約,各種の特性,動作等を把握する指標作りと並ん
で,それらを理解しやすく可視化し表現する技術が,可視化技術(CGやアニメー
ション技術)の進歩に伴って再検討する時期に来ている.CASEツールも,突き詰
めれば,コンピュータ上で仕様や分析設計内容を表現し操作することが可能に
なったことが大きな要因であり,可視化技術が進歩した現在,ソフトウェアの構
造や関連,特性・動作,分析設計,管理データの表現方法も一層,理解しやすい
形に変化すべきであろう.セッションでは,ソフトウェアの可視化表現技術を包
括的に議論すると同時に,最新の可視化技術を応用して,ソフトウェアを理解
し,把握しやすくする可視化技術のあり方,解決すべき課題,将来展望等を議論す
る.併せて次世代CASEツールがもつべき機能やGUIの理想像も明らかにしたい.
参加費:
研究会会員:21,000円,学生会員:15,000円,
学会登録会員:26,000円,未登録者:30,000円
(論文集代,1月23日の宿泊,食事代を含みます.)
募集要領:
参加御希望の方は,ポジションペーパを情報処理学会論文誌原稿形式に準拠した
形式で,A4判2ページ以内で作成し,PDFファイルの形式にして
tina@....jp宛
投稿してください.ポジションペーパ提出のe-mailには,タイトル・所属・氏
名・会員/非会員などの会員種別および会員番号・参加希望分野を明記してくだ
さい.
論文誌体裁:
スタイルファイルはftp://ftp.ipsj.or.jp/pub/toukou/,もしくはhttp:
//www.ipsj.or.jp で論文誌のページをたどった投稿案内のページにあります.
スタイルファイルを使用されない方は,情報処理学会論文誌を参考にされ,でき
るだけ体裁を合わせて下さい.この場合も,PDFファイルを電子メールで,また
はハードコピーを郵送にてご提出下さい.
応募先:
〒272-0143 千葉県市川市相之川4-12-14-102(有)エス・ラグーン 中谷多哉子
Tel:(047) 396-1992, Fax:(047) 396-1977,e-mail:tina@....jp
お問い合わせ等は電子メールの利用を希望いたします.
スケジュール:
応募締切:
2002年11月15日(金)(必着)
採否通知:
2002年11月22日(金)(予定)
カメラレディ原稿締切:
2002年12月06日(金)(必着)
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