さわだです。
HAMAI Kyoichi wrote:
> ソフトウェアを開発する目的は何かということを考えると、ウォーター
> フォール型開発がほとんどの場合に不適切であることはわかりそうなもの
> ですが、考えていないのでわからないのでしょう。
ウォーターフォールが不適切だというのは、別のより適切な方法があること
を知って初めて言えるのです。
これに関しては、個人的には地動説のようなものだと感じています。
世の中のほとんどが天動説を信じている状況では、太陽の周りを地球が回っ
ているなんて思いもよらないのと同じです。
世間ではまだまだウォーターフォールが主流で、やっと別の手法が認知され
はじめた状況にあると思います。
世間の大半は、
1.ソフトウェア開発プロセスなんて意識していない(CMM 1レベルの意)
2.ウォーターフォールが不適切とは思ってもいない
3.不適切さに気づきながらも別の手法を知らないため惰性で動いている
4.別の手法を知りつつも変化のリスク・コストを恐れて現状維持している
といううちのいずれかにあるのだと思います。
プロジェクトに応じて適切な手法を採用できているのは、ウォーターフォー
ルにこだわらない環境に置かれている幸運な人と、環境への大きな影響力を
持つ一部の天才だけではないでしょうか。
そういう現状からして「ウォーターフォール型開発がほとんどの場合に不適
切であることはわかりそうなもの」と決め付け、「考えていないのでわから
ない」と見下すのはどうかと思います。
ちなみに、私が属している会社ではウォータフォールが前提の開発手順が規
定されています。
# 策定した部署がどの程度ウォーターフォール以外のプロセスを考慮したの
# かは知りませんが。
濱井さんが所属しているのは、常に適切な開発プロセスを採用できるすばら
しい会社なんでしょうね。:-)
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澤田聡司@中央電子 九州テクノロジーセンタ
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