釘本です。
濱井さん、いつも濱井さんのご意見に触発されたり共感させて貰ったりしております。
On Wed, 16 Oct 2002 09:57:33 +0900
HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com> wrote:
> 濱井です。
> 2002/10/15 17:52:54 +0900にkugimoto@....jpさんが送られた
> メールに関する返信です。
>
> >大雑把に表現してしまえば
> >「開発するソフトウェアとは、今まで既にある物よりも何かの違いがある」
> >筈です。
> >そうでなければ開発自体が経済合理性のない行為、会社に対して不当な不利益を与える
> >行為になるでしょうから。
> >
> >ソフトウェア開発という人間の活動について考察する場合、「今までと同じ類似部分」
> >よりもむしろ、この、多かれ少なかれ「今までやったのとは違う」部分がある事が
> >非常に大事なのではないかと思います。
> >
> >今までと違う、という事はそれ自体が問題探索型の活動な訳で、予測不可能であると
> >いう事だと思います。
> >つまりはリスクが把握困難であると。
> >(リスクが大きいのか小さいのかも事前に判り難い)
>
> ここら辺は、以前、[XP-jp:02680][XP-jp:02689]に書いたことがありますが、
> 「ソフトウェアを開発する価値とソフトウェア開発の見積もりの精度とは、
> 両立しない」と考えています。
上記のメールを見せて頂きました。
まったく脱帽です。
私は[XP-jp:03451]からしかこのMLを購読しておらず、過去のご意見を十分拝見しておりませんでした。
読んでみて私の書いた内容にあまりに似ていたのでちょっと呆然としてしまいましたが、多分過去において一度濱井さんのご投稿を目にしていたので同じような内容の事を書いたのではないかと思います。
しかし、
「両立しない」
とまで鮮やかに言い切る度胸が私にはありません。
両立するかどうかの問題意識すらないような多くの論者よりはもちろん共感してしまうのですが、
「両立させ難くなって来ている」
程度の穏当な表現ではいけませんでしょうか?
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釘本浩樹 <kugimoto@....jp>
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