樋口です。やっぱり長いです。
----- Original Message -----
From: <masaki@....jp>
To: <extremeprogramming-jp@....jp>
Sent: Tuesday, October 08, 2002 10:36 PM
Subject: [XP-jp:03802] Re: 皆様に質問
> この判定を天下りに最初からできる人はいない、というのが
> XPというか、アジャイルというか、スパイラルの前提ですね。
> 少し作って動かしてみて何が重要かを判断し続ける以外に道はないと...。
愚痴になってしまいますが、すいません。
今回問題となっている仕様書の、
書式、内容の詳細さなどを決めたチームには直談判したのですが、
そのチームリーダーはまったく聞く耳持たない状態で、
「チームが関わる以前にもほぼこの書式でいくつかのプロジェクトは行われてい
る。」
(どうも、過去のプロジェクトから漠然とした書式だけ継承された模様。
中身の精査なんかはしてなさそう。
ちなみに今回のチームが関わる以前のプロジェクトの人には
「こんな詳細には書いてませんよ。」と言われてます。
どうも、うちが今回のチームの最初の犠牲者のようです。うう。)
「君なら、君が提案するような仕様書のレベルで書けるだろうが、
プログラマ1年生みたいな人が今後大量に入るのだから、
コード1行1行まで詳細に書いたプログラム仕様書がなければ、
何を作るかわからない。」
(プログラマ1年生ってキーパンチャさんたちですか?
それに、プログラマ1年生に仕様書だけ見せて1人で作業させないでー。)
「ソース読んでも何が書いてあるかわからないから、
保守のためにコード1行1行まで書かれた仕様書がないと困る。」
(それはその言語知らないとか、ダメソースばかり読んできたからでは…)
と押し切られてしまいました。
こちらが意見を出そうとすると最後まで聞かずに途中で遮られてしまうので、
完全に一方通行で、話にもなりませんでした。うう。
仕方ないので、あえて A4 300枚書いた仕様書を持っていって
もうちょっと上の人もいるところでプレゼンしたのですが、
それでも結局押し切られました。T_T
(「大変だねー。頑張ったねー。」位にしか思ってくれないみたい…
というか、紙の枚数を生産量だと思い込んでいる節があちこちに。)
それなりに今の惨状を理解してくれた、そのチームのメンバーの一人には
「私だったらそんなの書きたくないよ。
保守でも、そんな仕様書読まずにソース読むし。
なくすように話してみる。」
と言われて期待したものの、これも
「契約書に『仕様書納入』も書かれているから、書かなきゃダメだって。」
と言われてしまいました。しょぼん。
書式や、内容の詳細さまで契約書に書いてあるとは思えないんですけどね。
で、今も、成果物の精査はあいかわらずされていなく、
あくまでその書式に見合ったものができているかどうかの精査はするが、
それがどれだけのコストがかかって、どれだけ役に立っているか
という精査はまったくされていない感じです。
コスト無関係のチームが決定しているので、
コスト意識のなさはどうしようもないですね。
あ、一応、うちとしては、この無駄だらけの工数も計上して受注してるので、
赤字にはなってないのですけどね。:-P
どうしてうちだけこんな値段なんだと愚痴愚痴言われながらも受注したみたい。
(個人的には受注して欲しくなかったような気も。)
他の会社はこんな無駄なことをするとは想定してないまま受注しちゃって
かなり赤字らしいのですが。(笑えない)