こんにちは、上手です。
コーバーンの「アジャイルソフトウェア開発」を読んでいます。
これは、とても良い本ですね。ほとんど私のバイブルになりそうです。
内容の目を引くところをあげます。
・コーバーンのクリスタルだけでなく、XPの記述もかなりあります。
・クリスタルでは、欠陥により失われるものの重要度と人数で
C6(最も軽い制約)から、D6、E6、L6から、C20、C40・・500というように
プロジェクトをセルで記述します。(p214)
C:Comfort: 快適さ
D:DiscretionaryMoney: 自由裁量の資金(余裕資金)
E:EssentialMoney :基本資金(失ってはいけないお金)
L:Life :生命
C6は、失敗すれば快適さを失う、6人のプロジェクトです。
ちなみに、XPは、「C4からE14に適している」とされています。(p216)
・今後も使われつづけていく(Agile)方法論は3つある(P190)
責任駆動設計(Wirfs-Brock 1990)
XP(Beck 1999)
クリスタルクリア(コーバーン出版予定)
クリスタルクリアは、C6からE6が適用範囲です。
・「アジャイル方法論実践の1つとして、効果的なソフトウェア開発のスィート
スポットを識別し、そのスィートスポットのできるだけ近くにプロジェクトを動
かすことができる」(P235)
その他、
・学習の3レベル(p16)
1 従うレベル the following stage :守
2 取り外すレベル the detaching stage:(とらわれない、の方がいいと思う)
破
3 流れるレベル the fluent stage:(熟達、の方がいいと思う):離
・五輪書(p332)
の項目があるように、「形式や方法論にとらわれず、プロジェクトの状況と
局面の応じて、最も良い解決法をとろう」という主張と理解しました。
#「アジャイルプロジェクト管理」もこれから読みますので、面白ければ
また紹介します。(@XPユーザグループ会場で入手)
(では)