こんにちは、津田%ソフト作家 です。
# 書きかけのメールを送ってしまったようです。
# すみません。
on Wed, 27 Mar 2002 01:56:34 +0900
あまの さんいわく
> ソフトウェア職人気質
> http://www.pearsoned.co.jp/washo/software/wa_soft09-j.html
>
> という本も出ていますね。
> どことなくXP的な香りがして、とても気になっています。
XP とは直接関係ないのですが、職人つながりで「技術屋(エンジニア)
の心眼」E.S.ファーガソン著、平凡社 という本があります。
エンジニアは設計上多くの判断を行うが、科学的な根拠に基づいて行う
ことができるのは稀で、多くは職人的なカンのようなものに依存している。
大学における(ソフトウェア)工学教育は設計の科学的、解析的な面が
多く、ほんとうに必要な言語表現不可能な職人的教育がなおざりにされ
ている。
多くのエンジニアは科学者と呼ばれると喜ぶが、芸術家と呼ばれるとこ
とには抵抗を感じている。
などが印象的でした。
つまり、現実の技術成果は科学の恩恵のように思われているが、これは
あまり根拠の無い俗説であり、実際は科学的でない(定式化が難しいと
いう意味、似非科学という意味ではない)設計者の言語表現不可能な長
年の経験の積み重ねによっている部分が大きい。
よって、技術者養成を目的とした場合、今日の大学教育では不十分で
「ソフトウェア職人気質」にあるような、徒弟制度的なものが必要な
のかな、と思いました。
regards,
N.Tsuda
http://vivi.dyndns.org/