ごうぎです。
まったく文脈に沿っていませんが・・・
On Sat, 20 Apr 2002 14:06:37 +0900
Kon-no, Atsushi-san wrote:
> 今野@セルフです。
:
> そんなものなのでしょうか
> どうもadaptiveソフトウェア開発 v.s. XPと???でした。
> #はい。そんな本を書いているので余計なんです。
浜井さんが、[XP-jp:03394] でコメントされている次の箇所ですが、
> > 様々な制約やリスクを、どうドライブしてゆくのかは、マネージャの
> >責務の一つです。
> >
> >XPで言う「イテレーション」も、PMBOKで言う「スコープ」で表現でき、スコー
> >プの変更は、変更管理として扱われることでしょう。
>
> 量は質に転化しますから、「目標」が変化することがあると考えているのと、
> 「目標」は流動的であると考えているのとでは無視できないほどの違いに
> なるのではと考えます。
こういった目標の流動的な状況があるという事に対してどう対処をするかという所
に強くフォーカスして出てきたのが、Adaptiveソフトウェア開発(ASD)となるのか
なと理解しています。
これは、プロジェクトマネジメント技術だけでは対処できない(扱っていない)範
疇になると思います。
(ASDの書籍をまだ読んでなくて大雑把な理解ですが、状況にあわせてリソースの
動的な配分やプロセスの動的な変更が行われるプロジェクトチームというイメージ
でしょうか。)
状況に合わせてリソースが動的に配分されるプロジェクトとなると、プロジェクト
という組織の範囲だけでやりくりするのではなく企業という組織の中でリソースの
配分の考慮がされないと達成できないと思いますので、企業規模での活動となるで
しょうか。(戦国時代のように、他の部隊からの応援が期待できる)
XPのような(リソース配分などのない、おまけに)ざっくりとしたプロセスではうま
く適応できるかどうかは組織に委ねられることになるのでしょうし、SCRUMはASDに近
いように思いますが、目標が流動するということは扱っていない為リソースの配分が
前面に出ていない(チームのメンバは固定と考えられやすい。体育会系。)ので、扱
っている組織はプロジェクトの範囲に留まりがちなのではと思えます。
ずれますが、CMMのようなプロセス改善にフォーカスしたものではプロジェクト中の変
化には適応できずパタンにはまらないとうまく対応できないという問題に対して、
SCRUMやASDは、その問題を抱えるプロジェクトへのひとつの解にもなるのかなと考えて
います。
ASDのような考えで、プロジェクト間のリソースの振り分けが動的にできたならば、ム
ダを減らすことができるのでしょうが、応援部隊が機能するようにする為の普段の活動
が、なかなか難しそうです。現実的な線としては、SCRUMの考えが馴染みやすいのかな
と感じています。
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Shigeru Gougi
E-mail :ANC04864@....jp (for ml)
http://www.wingnest.com/gougi/