渋川@子河童の関係者です。
僕なりの解釈なので、間違っていたら訂正をお願いします。
> >>だったらGPLよかたとえばX-lic.なんかの方がええのでしょうか。
> >
> >すみません、混乱させて。
>
> こちらこそ、ライセンスやコピーライトには疎くって...^^;
>
> >GPLなのは、子河童のライセンスであって、テストコードではないのでは?
> >gccはGPLですけど、生成したオブジェクトはGPLではないですよね。
> >それと同じことでは。
>
> なのかな。子河童そのものは'完全ソース公開/好きにして'です。
> 子河童が吐いた(テスト)コードはどう扱うんでしょ...
まず、GPLの求めるソースコードの公開ですが、基本的にはバイナリの提供を受
けた人に対するソースコードの公開らしいです。つまり、テストの実行ファイル
をもらった人にコードもあげれば「任務完了」です。
ただ、問題はあります。同じコードジェネレータ系のツールの代表であるbison
というコンパイラコンパイラの使用条件には以下のようにかいてあります。以下
アスキーのBison入門から引用
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Bisonの出力であるBison構文解析器ファイルには、Bisonソースコードの一部で
ある、yyparse関数のためのコードが含まれます。我々FSFがyyparseのコードに
GPLを適用した結果、Bisonの出力をフリーソフトウェアのみに利用するという制
約ができたのです。
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これがそのまま当てはまるとは限りませんが、出力されるコードもGPLの可能性
があります。また、GPLというのは、実行時にリンクすることで「伝染」するよ
うです。つまりGNUではない(独占的といわれる)ライブラリとリンクして実行
ファイルを作ることができなくなります。VC++やBC++の標準のSTLとかはアウト
です。
ツールの性質上、GNU以外のライブラリとリンクするところさえクリアできれば
問題はないので、この部分をOKとしている劣等GPL(LGPL)にすれば大丈夫です。
CppUnitもLGPLなので、これに合わせるのが無難かと思います。
http://www.gnu.org/copyleft/lesser.ja.html
Rubyのメーリングリスト ruby-listの34534番から始まる「スクリプティング言
語におけるGPL」というスレッドを参考にしました。
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東京工業大学 電気電子工学科
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