だんのです。こんにちは。
On Mon, 04 Mar 2002 13:01:35 +0900
ANC04864 <ANC04864@....COM> wrote:
> e-Japan構想により、CMM導入については割と差し迫った状況になっているようですね。
> 昨晩、同業者の知人と御酒を飲んできたのですが、ちょっと関係する話題になりまし
> たので、その内容をご紹介させてください。
> 大体次のような感じ。
>(会話文略)
飲み屋の横で、盗み聴きしたくなるような会話ですね(笑
> 「CMMを導入すべし」という上からのお達しによりCMMを導入をしようと
> いう場合には、「あるレベルに達するまでの期間」というのが決められている
> ことが少なくないのではないでしょうか?
CMMを取得しないと営業ができないという流れになってしまえば、達成レベル
と期間を目標として与えられるのは至極当然になってしまいそうです。
その際に問題になるのは、CMM本来の目的はどうでもよくなり、どうやれば
期間内に目標レベルに到達できるかという一点のみになるでしょう。
特に技術力が無くてもクリアできるアプローチとは、人によらずに必要なパラ
メータを満たすことだと思うので、多かれ少なかれ、書類を揃えることで目標を
満たそう、ということになるのではないでしょうか。
で、技術者はどんどんやる気がなくなって、どんどん生産性が落ちていくという
悪循環になりそうですね・・。
> 仮に、それが真であるとすると、「XPからはじめるCMMの成熟度レベル5
> へのアプローチ」というやり方により、営業道具としない為に、有効ではとい
> う意味で、すくなくても現場が死んでしまうことはないのではと期待します。
> XPが営業道具として使えるという風潮が出てくるとこのアプローチも怪しくな
> りますが。
XPは、わりと営業ツールにはなりにくいのではないかな、と思っています。
CMMは認定されて与えられるものというイメージですが、XPは顧客に入り
込まないといけない部分があり、ある意味で初対面の営業ツールではない
ような気がします。
どちらかとあまり外部に対してXP、XPと言わずにするっと入り込んで、
気づいたらXPで開発していた、と思わせる顧客巻き込み型スタイルの方が
意外とうまくいくかもしれません。
XPでばりばり開発できているような会社は、CMM取る必要が別にないと
思ったりもするのですが、まだ認識不足でしょうか?
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檀野 隆一(だんのりゅういち)
daxanya@....jp
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