平鍋さん、
こんにちは、合木です。
On Wed, 27 Feb 2002 13:25:41 +0900
Kenji Hiranabe <hiranabe@....jp> wrote:
:
> 感じる部分のみ,ピンポイントコメントで失礼します.
ありがとうございます。
> On Wed, 27 Feb 2002 12:01:05 +0900,
> Shigeru GOUGI <ANC04864@....COM> said:
:
> すごく正しいと思いました.「ソフトウェア開発はビルの建設より
> もガーデニングに似ている」,と Kent さんが言っていましたが,
> パタン言語とも通じますよね.
まだうまく消化しきれていない所なので、共感して頂けるとなんだかほっとします。
実は、平鍋さんのコメントを頂いて、上記3行について随分考えていました。とい
うか改めて考えてみたという感じです。そして、実はまだ答えが出ていないのです。
#手付かずの青色申告を済ませてまた考えてみます。f^^;
僕自身、ビル建設のようなソフトウェア開発もガーデニングのようなソフトウェア
開発も両方ありえるしその中間もあるように思うところがあります。それぞれその
割合によって組織に与える影響も違ってくると思っています。これは、パタン言語
についても同じです。実はこのどういった影響があるのかという当たりとても興味
を持っています。
Kentさんは、ビルの建設のようなソフトウェア開発は悪だといっている訳ではなく、
Kentさんの感覚の中で似ているか似ていないかという事なのだろうと思います。
どちらやり方でやったソフトウエア開発の方が好きかということなのかなとも思い
ます。あと、ビル建設的なソフトウェア開発とはCMMも入るのかどうか知りたい所
です。ここら辺の認識が同じであるかどうかちょっと不安です。
少し前に、CMMとXPの論争がありましたが、これについてはどちらが良いとか
悪いとかについては僕は今は関心はありません。それよりも、CMM的な改善とXP
的な改善に違いがあるように思えるのだけどそれはどのあたりかに関心をもっていま
す。それを捉えるためにトヨタ生産方式も並列して知ろうとしています。それはトヨ
タ生産方式は、CMM的な面とXP的な面の両方があるように思えからです。
XP的な面は、完璧などありえないので変化を抱擁せよという事を前面に出している点
から来ているように感じています。
ただ、ここら辺は、まだ勘のレベルなので、はっきり主張できるような根拠はまだあり
ません。ただ、過去CMM的なことを何度かやったりやろうとして失敗して来た中で、XP
が持つ良さも併せ持っていたらもっとうまくいったのではないかなと感じる所があり、
一つひとつのプラクティスそのものよりもXPを作り出した核の部分に興味を持って
います。
まだ整理で出来ておらず観念的なことばかり書いていて恐縮ですが、今年はこのあたり
をテーマにしたいと思っています。f^^;
> > 否定的な感じで書いてしまっていますが、正直なところ僕自身まだ有効性がよく
> > わかっていないということだと思います。
> > ただ、パタン言語を記述するのは、それは絵を描いたり詩を書いたりと近い気が
> > していて、ある時代のあるパラダイムをアーチストが切り取ったようなものに感
> > じ価値を感じます。それを強く感じたのは、結城さんの絵本を読むことに関する
> > パタン言語を読んだときでした。暖かさややさしさ(愛?)を感じました。精神
> > 面での核があることによって書くことができたんじゃないかなと思いました。つ
> > まり精神面での核があることが大切で、その核があったから創造できたんじゃな
> > いか、パタン言語も芸術的な表現手段の一つなのかなと思ったということです。
>
> はい.ぼくもそう思います.
>
> ちょっとはずれますが,Alexander が,科学と芸術の両方に共通す
> る基本法則を捉えたかったこととも符号します.その法則を G と
> すると,科学は G の抽象化,芸術は G の特殊化,というようなこ
> とを言っていたと思いますが....ですから,パタンはある程度
> 芸術の言葉で科学を語っているのだとも思います.(正確には,う
> まく言えませんが)
とても良く分かりました。
「芸術の言葉で科学を語る」というのはなるほどそうだなと感じました。
以上、まだ整理できていない状態で、内容のない返信となり恐縮ですが、
コメントありがとうございました。
--
Shigeru GOUGI <ANC04864@....JP>
http://www.post.self.ne.jp/~gougi (クラッシュ中)