みやたさん、
こんにちは、ごうぎです。
On Thu, 28 Feb 2002 11:43:09 +0900
Kaznari Miyata-san wrote:
> みやたです。
>
> > こんにちは。 五味です。
> >
> > >ベルトコンベア生産方式では解消できないから、一人屋台生産方式が
> > >広まったのでは?一人屋台生産方式以外の解決手段を考える必要を
> > >私は感じていません。
> >
> > 私はそうは思いません。
> > 確かに屋台方式の方が効率が良いモノはあります。
> > しかし、コンベア式よりも全ての面で屋台方式が優れているとは
> > 思いません。
> > なぜなら、今現在コンベア式で作られているモノがたくさん存在するからです。
> 私見ですが、私はコンベア方式と屋台方では目的としてるものが違う
> と考えています。
>
> コンベア方式は、単一の製品を大量に生産することを目的としていて
> 屋台方式は、頻繁に変化する製品を適量生産することを目的してると
> 考えます。と言うか、それを要求する環境があって、それに対応する
> 回答としてそれぞれの生産方式が生まれてきたと。。。
「大量に生産するかそうでないか」で分類するのはあまり本質的でないように個人
的には思います。
それは、屋台方式でも人を増やせばその考えをベースに大量生産が可能だからです。
私の捉え方では、目的は同じではありますが、トヨティズムの「活人化」と「ムダ
を取り除く(仕掛在庫というムダの排除)」の極みのなかで発想されたたものとい
う位置づけで、屋台方式(セル生産方式)があるとことかと理解しています。
少しいつものように脱線しますが、「コンベア方式か屋台方式化」という議論は「共
産主義か資本主義」という構図と似ているところがあるように感じ、屋台方式の良さ
と同時に危うさも感じます。それは、結局のところ、あまり極端に合理的効率的にと
考えて行き過ぎると弊害が出てくるという単純な思いから、一人一人が屋台を構え生
産をするというのは、職域の枠を取り除きグローバル化しているようで、一人一人の
モチベーションを高めるのは給料や評価になってしまい、下手をして(金融と実体経
済が乖離したように)実態とそれが乖離していくことで、工場の中は(今の世界のよ
うに)ぎすぎすとした雰囲気になってしまう恐れがあるように感じます。
つまり、一人一人が職人化していくのはよいですが、チームワークで仕事をしなくな
る分なんらかの方法(きっと共産主義的なものではないでしょうか)で仲間意識を高
める方法が重要になるように思います。
生産性の高い人に高給を払い評価するという事だけになってしまわないように気をつけ
、仲間意識と一人一人のモチベーションを高めるルール作りが、当たり前かもしれませ
んが実に難しいところで、最終的にはそれが本当に実体のあるものとして作り出せたか
どうかが強さの秘訣になりそうに思います。
以上です。
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Shigeru Gougi
E-mail :ANC04864@....jp
http://www.post.self.ne.jp/~gougi/ (まだクラッシュ中)