濱井です。
2002/02/28 10:06:48 +0900にgomi@....jpさんが送られた
メールに関する返信です。
>>ベルトコンベア生産方式では解消できないから、一人屋台生産方式が
>>広まったのでは?一人屋台生産方式以外の解決手段を考える必要を
>>私は感じていません。
>
>私はそうは思いません。
>確かに屋台方式の方が効率が良いモノはあります。
>しかし、コンベア式よりも全ての面で屋台方式が優れているとは
>思いません。
「最も時間のかかる工程と同じ時間を他の工程にも割り当てる必要がある」
というベルトコンベア生産方式の弱点が一人屋台生産方式には無い、と
言っているだけで、全ての点で優れていると言っているわけではありません。
[XP-jp:03218]において、「ベルトコンベア方式は万能ではない」と
述べていますが、一人屋台生産方式なら万能であるとも思っていません。
一人屋台生産方式以外の解決手段を考える必要を感じていないのは、万能の
方式を追い求めるのはムダだと思っているからです。
>>>>私がベルトコンベア方式に拘るのは、生産をモノやサービスのフローと捉えた
>>>>時、最も単純な例の一つだからです。
>>>
>>>具体的な対象としてではなく、観念的な言葉として「ベルトコンベア方式」
>>>と言われているのは分かりました。
>>>「モノやサービス・・」とは具体的に何を指しておっしゃられてるのでしょう
>>か?
>>
>>特に限定していないんですが……。
>>経済行為において扱われる、価値があると見なせるモノやサービス全般を
>>指しています。
>
>特に限定しないから議論が拡散してまとまりがつかなくなるのです。
>参加者がそれぞれイメージしている対象物が違うのです。
>たとえば、「携帯電話の生産」と「10万トンタンカーの建造」の生産性を
>同列に議論する事は難しいと思います。
>議論の対象をなるべく具体的な(参加者全員が同じイメージを描ける)
>対象に限定して議論し一つの結論を得て、それから、対象物の範囲を広げて
>いくという方法をとらないとMLでの議論というのはただお互い言いたい放題
>言うだけでなんの結論もないまま虚しく終わってしまうと思います。
参加者全員が同じイメージを描けるのは、具体的なものではなく、むしろ
抽象的なものだと思いますが。
>先般のCMMとXPの議論が良い例です。
ソフトウェア開発についてでさえ同じ具体的イメージを描けないのに、他の
業界について同じ具体的イメージを描けるとは考えにくいです。