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Date:  Thu, 28 Feb 2002 10:06:48 +0900
From:  Gomi Masuo <gomi@....jp>
Subject:  [XP-jp:03264] RE: トヨタ生産方式と XP
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <C6E126C169CF45479037491A5579ACB648F9E2@....jp>
X-Mail-Count: 03264


こんにちは。 五味です。

>ベルトコンベア生産方式では解消できないから、一人屋台生産方式が
>広まったのでは?一人屋台生産方式以外の解決手段を考える必要を
>私は感じていません。

私はそうは思いません。
確かに屋台方式の方が効率が良いモノはあります。
しかし、コンベア式よりも全ての面で屋台方式が優れているとは
思いません。
なぜなら、今現在コンベア式で作られているモノがたくさん存在するからです。

>>>私がベルトコンベア方式に拘るのは、生産をモノやサービスのフローと捉えた
>>>時、最も単純な例の一つだからです。
>>
>>具体的な対象としてではなく、観念的な言葉として「ベルトコンベア方式」
>>と言われているのは分かりました。
>>「モノやサービス・・」とは具体的に何を指しておっしゃられてるのでしょう
>か?
>
>特に限定していないんですが……。
>経済行為において扱われる、価値があると見なせるモノやサービス全般を
>指しています。

特に限定しないから議論が拡散してまとまりがつかなくなるのです。
参加者がそれぞれイメージしている対象物が違うのです。
たとえば、「携帯電話の生産」と「10万トンタンカーの建造」の生産性を
同列に議論する事は難しいと思います。
議論の対象をなるべく具体的な(参加者全員が同じイメージを描ける)
対象に限定して議論し一つの結論を得て、それから、対象物の範囲を広げて
いくという方法をとらないとMLでの議論というのはただお互い言いたい放題
言うだけでなんの結論もないまま虚しく終わってしまうと思います。
先般のCMMとXPの議論が良い例です。

ここまでの議論ではっきり判ったのは「濱井さんが考えられている議論の対象
と私が考えている対象が違うのだ」ということなので、この話題に私はこれ以上
参加しません。
濱井さんとは、また何かイメージが共有できそうな対象が話題にのぼった時に
有益な議論をしたいと思います。

では、ごきげんよう。