長谷川さん、皆さん
こんにちは、合木です。
On Fri, 22 Feb 2002 22:23:16 +0900
hasegawa-san wrote:
:
> えら遅れのメールですみません。
# こちらもやっと落ち着き考える事ができるような状況になりつつあります。
:
> #うう、これでようやく自由の身だ!
# そうはいかないぞ!
時間の許すなかで興味のあるところから部分的にコメントさせて頂きますが、
お許しくださいませ。それ以外の箇所も勉強になることが多く感謝です。
:
> > また、見逃してはいけないことは、この落ち着きを取り戻すまでに色
> > んな方がこの場を修復しようとアクションをされたことなのだろうと思
> > います。そしてその多くは議論仕方の悪さを正すというよりも、良い議
> > 論をするための工夫であったように思います。
>
> 議論することが目的であるMLは、基本的にバランスが
> 取れないように感じています。バランスを取るにも議論が
> 起こるから。私がお気に入りのMLは、常にMLそのものが
> 目的のひとつになっている所です。
ここら辺は、本当に難しいところだなと実感しています。
最近、「ビジョナリーカンパニー2」を風呂の中で読んだのですが、そのなか
でちょっと新しい視点をもらったのが、
「偉大な企業への飛躍の法則」の中に、
『 「偉大な企業」へ導くリーダーは、最初に人材を選び、その後
に、ビジョンや戦略、組織を作る。つまり、「何をすべきか」
ではなく、「誰を選ぶか」をまず決める。』
という箇所があったことです。目的を明確にして人を集めるということを
当然と思っていたところがあったのですが、これはそうともいえないのだな
という風に、ほんの中で出てくる事例を読む中で思わせてもらいました。
目的が今無くてもあとから目的を持つこともありえるというあたりだけを
とっても、現状がどうであれ取り組みによっては楽しみとすることができる
ような気がします。
:
> > 最初の問は、例えば「MLで議論するためのパターンランゲージ」が文
> > 章として存在しこの場で知識として共有されていたら、今回の経験した
> > 様々な方のアクションがさらに良い形で現れていたり、スムーズな問題
> > 解決が行われただろうか、またそもそも場が荒れるという事もなかった
> > だろうかというものです。
> > これについては、僕はすべてそうはならないのではないのではないか
> > と思いました。それは、一つは、心理的にそういうのがあるとかえって
> > アクションしにくくないかなと、ただただ単純に思うからです。f^^;
>
> 知識とアクションのジレンマは誰しも味わうものだと思います。
> というか、既に大昔から指摘されてきたことですが。
> 知識過剰時代(人工物が多くなればなるほど、その傾向は出てくる)というか、
> 頭でっかちになって、自分の足で歩くのもままならない、っていうところでしょうか。
おっしゃられていることはとてもわかります。
堀内さんや長谷川さんとの対話のなかで、ちょっと整理できていたのですが、僕
の思っていることは共通点がありながら少し違っているようです。
僕はパタン言語はパラダイムの中に存在するもの(というか、見つけ出せるもの)
と思っています。
その前提で、ひとつは、パタン言語が存在するのはそれでよいのですが、パラダ
イムシフトはただでさえ行いにくいのに、あるパラダイムの中の明確に構造化さ
れたパタンにより構成されるパタン言語を抽出し文書化することで、よりパラダ
イムシフトがしにくくなるんじゃないかということを心配しているようです。
また、もうひとつは、文書化され共有され強く意識されることで、あるパラダイ
ムの中から新しいパラダイムを生み出すことの邪魔をするんじゃないかな感じま
す。
それは、パラダイムが変わるとパタン言語は、いくつかのパターンに共通性をみ
つけられるかもしれませんが、基本的に全体としてのパタン言語は単純にがらっ
と変わると思うからです。そうでないとパラダイムソフトといえない様に思えま
す。
ここら辺は、トヨタ生産方式の変容を見るなかで、あいまいさがあったからどん
どん変わっていけているように感じたところが大きいです。
否定的な感じで書いてしまっていますが、正直なところ僕自身まだ有効性がよく
わかっていないということだと思います。
ただ、パタン言語を記述するのは、それは絵を描いたり詩を書いたりと近い気が
していて、ある時代のあるパラダイムをアーチストが切り取ったようなものに感
じ価値を感じます。それを強く感じたのは、結城さんの絵本を読むことに関する
パタン言語を読んだときでした。暖かさややさしさ(愛?)を感じました。精神
面での核があることによって書くことができたんじゃないかなと思いました。つ
まり精神面での核があることが大切で、その核があったから創造できたんじゃな
いか、パタン言語も芸術的な表現手段の一つなのかなと思ったということです。
そして、まだ上記2点をうまく理解することができていないことが、今の僕の課
題です。
さらに、はっきりしているのは、まだ当分は僕自身パタン言語を書くことはない
し、書こうとおもっても精神的な核がいい加減なので良いものは書けないだろう
なと感じています。
なので、当分は精神的な核作りをシステム開発に向き合う中でがんばりたいです。f^^;
:
> > 相変わらず取り留めないものになりました。
> > ではでは。
>
> 私も、議論ではなく、あくまで、合木さんのメールに対する
> 個人的な感想と書かせてもらいました。
ありがとうございます。僕も同じように勤めていきます。(^^)
> > #花粉症マジかでちょっと憂鬱です。
>
> そうでしたね。今年は、花粉発生の時期が早いと聞きました。
> 気をつけてくださいね。
ありがとうございます。m(_"_)m
# 今現在、少し兆候が現れつつあります。(*_*)
--
Shigeru Gougi
E-mail :ANC04864@....jp
http://www.post.self.ne.jp/~gougi/ (クラッシュ中)