火山さん、濱井さん、
こんにちは、合木です。(時間が作れる状態になりつつあります)
件名変更しました。
#浦島メールになっているかもしれませんが
火山さん面白いお話をご紹介してくださってありがとうございます。
On Wed, 20 Feb 2002 01:07:08 +0900
Yoshitake Hiyama-san wrote:
:
> > 濱井です。
> > 2002/02/12 00:40:21 +0900にPXW11067@....jpさんが送られた
> > メールに関する返信です。
> >
> > >> 経済合理性の観点からムダを省くのは当然ですが、やる気を高めるという観点
> > >> からもムダを省くことは重要です。ムダと思えること、無意味と思えることを
> > >> やらされることよりやる気を損ねることはそうありません。
> > >
> > >一見、誰しもがムダと思えるものから、価値のあるものを作り出す天才もいま
> す。
> >
> > できてしまったムダを有効活用することより、最初からムダができないように
> > する方が良いと思います。
> > もちろん、それでもできてしまったムダを有効活用することは重要ですが、
> > 優先順位は、まず、最初からムダができないようにすることです。
>
> ムダだと決めつけてしまえば、確かにおっしゃる通りかもしれませんね。
>
> しかしながら、ムダ探しやムダを定義することより、どんなものでも有効活用できな
> いかと知恵を絞る(知恵を養う)ことこそ、ムダを減らしていく最善策であり、その
> 優先度も高いように思います。
>
> #ただ、経験則でしかなく、感覚的な話なので、なんとも申し訳ないですが・・・。
>
> ムダだと思えるもの(そう決めてしまったもの)と、有益であったり効果的であると
> 定義ししたものを、あるいくつかの尺度で測り、篩にかける技(これも知恵かもしれ
> ませんが)を身につけてから、ヒトは進化の過程で、無数のムダを作り出してしまう
> ようになった・・・、そんな気がしてなりません。
なんとなく、お二人の意見は、雰囲気からは一見対立しているように思えますが、共通
点の受容ができていないだけでそれほど違いがあることを言われているように思えない
のは僕だけでしょうか。
あるパラダイムの中で、あるものや事象がムダなものであると認知することは、
合理的で効率的に活動しようとすると必然的に発生するように思いますし、できる
だけムダを発生させないようにという考えの中でムダがでないような工夫を織り込
むことも必要なことだと思います。
そして、あとからムダと認知されるものを見つけたらなら、それを最小化していこう
とか、ムダを有効活用しようとかいった働きもまたおきえるものであるように思いま
す。もちろんそのときには柔軟な発想が必要となるのでしょう。
生産現場について言えば、生産現場において在庫をムダであると認知し悪として扱う
のは、その現場でそういったパラダイムがすでにできてしまっているということが大きく
影響しており、このパラダイムの中ではおそらくずっと悪であり続けると思います。
しかし、在庫のムダとしないパラダイムというのが将来ありえないと断定するのも、その
延長線上であらゆる可能性を捨てステレオタイプに陥るので気をつけないといけないこと
であるとも思います。専門家ほどそうなりがちにも思います。
ただ僕は専門家ではないにも関わらず現在の生産現場のパラダイムに浸っているので、ど
れぐらい可能性があるかと問われると、無理じゃないかなと思ってします。これは、その
パラダイムでの考え方にすでに捉われているからだろうとも思います。さらに、仮に在庫
をムダとしないパラダイムが現れたとしても、常に柔軟にいたいものですが自分自身きっ
とそのよさを理解しパラダイムシフトするのはなかなか容易にはいかないような不安もあ
ります。この柔軟さは限られた人だけが持つ能力なのかもしれないとも思います。
> > >> 作るということはお金を在庫に変換する行為であり、売るということは在庫を
> > >> お金に変換する行為です。作ることを優先させると売れる以上に作りすぎて
> > >> 在庫という形で眠っているお金が増えることになります。
> > >
> > >在庫という形で眠ったお金を、他に有効に使う手立てとか・・・
> > >何か良い知恵はないのでしょうか?
>
> > 無理ですね。それは、お金が天から降ってくるのを望むようなものです。
>
> そうですか・・・。残念です。
> 濱井氏以外の方で、良い知恵をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか?
上記のしたとおり、在庫については着想を得ることができなかったのですが、
常日頃、失敗したプロジェクトのソースコードやドキュメントなどがムダになってしまわな
いような方法はないものかと思っていたことを思い出しました。(ぜんぜん違う話ですみません)
前の会社でも消えてしまったプロジェクトがあったのですが、その中には使える部分もあるし
、同じようなプロジェクトを起こそうとしている人達にとってはなんらかの参考にもなるもの
があるはずと感じ続けていました。
たとえば、ドキュメントなどもオブジェクト指向開発をはじめようとするプロジェクトにとっ
て少しは参考になるように感じました。
さらに、少しずれますが、古いバージョンのソフトウェアのコードも価値があるような気がし
ます。例えば、個人的には、古いVisioのソースなど公開されたなら読んでみたいと思います。
また、ソフトウェア開発の保険とからめて、失敗したら、保険料を受け取る代わりに、ソース
とドキュメントの権利を保険会社に渡し、失敗理由や開発会社名などの公開を許し、購入希望
者に販売するといったことなどもあってもよいような気がしています。
空想レベルですが。f^^;
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Shigeru Gougi
E-mail :ANC04864@....jp
http://www.post.self.ne.jp/~gougi/