こんにちは
梅澤です。
On Fri, 22 Feb 2002 20:22:01 +0900
"Takashi IWASAKI" <tiwasaki@....jp> wrote:
> 私なりに、これまでのペア・プログラミングを実践した報告など
> を参考に、当部署の特徴を踏まえた実践方法について検討してみました。
>
> まだまだ稚拙な検討案かもしれませんが、
> もし宜しければ、皆様よりご指摘、ご意見などを伺えればと
> 願っております。
よくまとまっていると思います。後は実践してみてFeedbackを得て、有効か
どうかを確かめるということが何より重要なのではないでしょうか。
いきなり部署の全体で行うと危険な気もするので一部のメンバをまきこんで
小さく始められれば良いですね。
以下、細かいですがちょっと気になった点を書きます。
> [デメリット]
> 同じ問題に対して深みにはまってしまう。
これに関してはペアチェンジをうまく行うということと、コーチなりトラッカ
のさりげないヘルプが有効でしょうね。
> □ 熟練者と非熟練者によるペア
>
> [メリット]
> 非熟練者にとって、高い教育的な効果を得ることができる。
> [デメリット]
> 熟練者の開発効率が下がる恐れがある。
一時的には間違いなく下がるので、導入に関してはその部分でとられる工数を
考慮する必要があると思います。
> 顧客を複数抱えた人はペア・プログラミングの原則に従って
> (5分〜10分ごとにドライバとパートナを交代する。)
> プログラミングを行なうのは困難であるので、
> 顧客担当の人は、今まで培った業務知識を活かして
> 常に「パートナ」を努める。
> さらに、「ドライバ」に技術力が豊富な人を持ってくる。
「パートナ」の人は「ナビゲータ」でもあり、戦略的な大きな視点から
現コードやシステムを考えるという役割があります。戦術的な運転に必死な
「ドライバ」の頭を冷やして動きやすいように導くわけです。私の感覚では
5-10分のチェンジはちょっと速すぎるように思います。頭が切り替わらないの
ではないでしょうか。
私たちのところでは「最長で1日。変えたくなったらいつでも変えてよし。」
という方式をとっていました。このあたりは扱うドメインにもよると思うので
いくつか試されてガイドラインを定めるのが良いと思います。
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[:masashi | ^umezawa]