平鍋です.
On Fri, 22 Feb 2002 14:21:29 +0900,
kanako kitayama <kanakok@....jp> said:
> 本当ですね。:-)
> このスピリットを、何処まで私は本を読むことだけで、感じること
> ができているかわかりませんが・・・。
> コミュニケーションのための、ちょっとした工夫と気遣いが感じら
> れるXPスピリットが、私はすごく好きです。(でもその、ほんの
> ちょっとの工夫が、仲間との仕事をもっと楽しく・有意義にするの
> ではないかと思っています。)
ええ,ほんのちょっとしたことなんですが,実際にその場でできる
ためには,ウィットと勇気がいりますよね.
もう1つ,金澤さんから紹介されたエピソードです.本場アメリカ
のPLoP2000(Pattern Language of Programming)でのこと.
PLoPでは,パターンの author は自分のパターンを読み上げた後,
しゃべってはいけません.ワークショップの全員でそのパターンの
良い点を話した後,改善点を提案します.これらの意見に対する著
者の見解を話すことは禁止で,聞くのみです.これは,パターン
が,著者抜きでもそれ自体で流通できるだけの説得性と読みやすさ
を得るために編み出されたやり方です.
さて,Kent のワークショップでSeung Ilという韓国の方がauthor
でした.Kent は author が native ではないため,早口の英語が飛
び交うと聞き取れないのではないか,と思いました.
Kent は何やらカードに書き,それをauthor に渡しましてこう言い
ました.
"We tend to speak so fast that the non-native speakers
might not understand the details. If you could not
understand our discussion, you can use this card."
そのカードには,大きく,一言だけ,「SLOWLY」と書いてありまし
た.
以上です.