Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  Fri, 15 Feb 2002 12:59:21 +0900
From:  Yasuo Higa <higa@....jp>
Subject:  [XP-jp:03221] Re: 委託と XP
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200202151259.EEH29009.HIBJ@....jp>
In-Reply-To:  <20020215102428.07C9.UME@....com>
References:  <001501c1b504$db094900$3e51a8c0@XPSD3332>	<20020215102428.07C9.UME@....com>
X-Mail-Count: 03221

<20020215102428.07C9.UME@....com> の、
   "[XP-jp:03219] Re: 委託と XP" において、
   "Masashi Umezawa <ume@....com>"さんは書きました:

ひがです。

> こんにちは
> 梅澤です。
> 
> 50人と聞くと私でしたらRUPやEUPなどのエンタープライズ系の開発プロセス
> に走ると思います。開発プロセスのカスタマイズの手間も、そちらのほうが
> 少なくてすむでしょう。
> 
そうですね。RUPにXPの一部のプラクティスを取り込むというのも、
いいかもしれません。
ちょっと前に、プログラミングは、海外に委託する案件があって、
相談にのったんですが、このときにアドバイスしたことは、

・東京で、インターフェースはきちん決める。
  このインターフェースは、ユースケースの
  アクティビティ(粒度の荒い)レベルで、
  実装は海外任せ。
・東京と海外に責任者を置いて、連絡を密にとり、
  疑問はすぐに解決すること。
・JUnitでテストケースを書いてもらうこと。
・出来上がったモジュールは、すぐに東京に持ってきて、
  受け入れテストをすること。

若干の思い違いはあったようですが、おおむねうまくいったようです。
> 
> また、本来自由だけれどもしつけのきびしい(High discipline)性質を持つXP
> で、50人規模で秩序を保てるかも心配です。ある程度の人数、かつスキルの
> コーチを上手く配置しないと、危険な開発になりそうな気がします。
> 
> MFの変形XPのように、30人チームを10人づつに分け、重ねイテレーションで
> やるというのはいいかもしれませんね。
> http://martinfowler.com/articles/planningXpIteration.html
> よく言われる、サブシステムごとにくぎってその中でXPというのは、私は
> 最近は懐疑的です。サブシステムにまたがる変更を"Embrace Change"できなく
> なってしまいそうので。
> 
24人での開発は、やりました。
全体の5〜10%ぐらいで、システムのベース(核)となる部分は、
最初に決めて実装し、きちんと動くことを確認した上で、
残りをXPの手法を取り入れての開発です。
最初に、ベースが固まっているので、サブシステムにまたがる変更は、
ほとんどありませんでした。
---
Yasuo Higa <higa@....jp>
INFORMATION SERVICES INTERNATIONAL-DENTSU,LTD.