こんにちは。 五味です。
>1.上位工程のみを行い開発(?)は委託というスタンスは
> XPとは相容れない考えである。は正しい理解か?
「開発(?)」というのは、「コーディング作業」ということ
ですよね?
だとすれば、「相容れない」とは思いません。
「ペアプロ」や「テストファースト」などのコーディングに関わる
ものは無理としても、実行できるプラクティスはあるのではないでしょうか。
特に「シンプルな設計」などは正に上流工程の使命だと思います。
できれば、開発側でもXPの手法で作業してもらえれば言うこと無いでしょう
が・・。
XPは所詮「手法」(思想?考え方?)なのですから、「上流工程のみ行う場合は
XPは使えない」ということは無いと思います。
極端な話、プログラム以外(例えば工作機械を作るというような)ものでも
適用できるのではないでしょうか。
>2.上位工程のみを行い開発(?)は委託というスタンスのメリットは何か?
このような仕事の仕方をする場合、2つの理由が考えられると思います。
1.自社の賃率よりも安いところでコーディングしてもらう。
2.自社でコーディングする要員が確保できない。
1.の場合、差額がそっくり自社の利益になりますから、それがメリット
でしょう。
2.の場合は、やむを得ない状況ではありますが、それによって1.のメリット
を受けることができるでしょう。
ただ、このような方法をとった場合はデメリットもかなりあるので、十分注意する
必要があると思います。
以上、参考になれば幸いです。