vetteです。
"Masanori Doi" <doi@....jp> さんの
"[XP-jp:03090] Re: 生産量 (was CMM と XP)" (at 2002/01/23 21:20:50)について
> かなり前にSLCP-94/98を学習したときに、その派生でピンボック(一般的な言い方
> ですか?)にも少し触れました。
> とは言っても、「PMプロジェクト・マネジメント 中嶋秀隆」を読んだだけですが。
> これはPMBOKとは、異なるものなのでしょうね。
「PMBOK」の発音が「ピンボック」です :-)
(アーンド・バリューの引用略)
> とありますが、この金銭価値変換の精度を高くするための実践に頭を悩ます訳ですね。
> (EVMSを勉強してから発言しろ、と言われそうですが。)
難しいのであまり勉強していないなあ :-)
EVMSが登場するのは大規模である程度長期なプロジェクトの場合でしょうね。
スケジュールが50%経過したときにモノが「5000万相当」出来る予定で、
実際「5000万相当」出来ている。
しかし原価として7000千万使ってしまっている。使った金は戻せないので
このままいくと原価が1.4倍で1.4億必要になるぞ・・・てな感じで。
(そんな直線的にはいかないのですが単純化)
で、原価はそのまま測れるのですが、「50%出来たときは5000万相当の成果」
という出来高の変換が難しいのですね^^;
まあプロジェクトマネージャとかもっと上のレベルの管理手法で
あって、ソフトウェア技術者の現場では使いづらいのではないかと
おもいます。進捗やコストのズレを把握して報告する必要はあるで
しょうが。
> > 発注元(ユーザ)が発注先を選択するための尺度の一つに「CMM」があって、
> > マネージメント技術という観点から、そのCMMと「PMP」には関連があります。
発言元がちがいますが
PMPは米PMIが認定しているPM プロフェッショナルの資格を指すので、
プロジェクトマネジメント手法とはちょっと違いますね。
多分PM手法としての知識領域の意味で使われてると思いますが。
PMBOKとか、PMBOKを参考にしたISO10006(ISO9001との抱き合わせ)とか。
PMBOKも「多くの分野で適用できるプロジェクト管理の基礎知識」みたいな
もので、指南書でもないしガイドラインでもないのですが、
共通認識を得るための基礎の一つでしょうね。
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MORIOKA Toru 森岡"vette"徹
E-mail:vette@....jp