こんばんは、一條です。
----- Original Message -----
From: "久保 真輝" <kubo.cec@....com>
To: <extremeprogramming-jp@....jp>
Sent: Tuesday, January 22, 2002 4:04 PM
Subject: [XP-jp:03064] Re: 生産量 (was CMM と XP)
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> 久保@初投稿です。
>
> 横槍投稿ですみません。
>
> 企業や組織がもっと単純な仕組みでくくられているのならともかく、
> 価値と売上は必ずしも比例するものではないでしょう。
比例なんて誰も求めてないんですが?
真の価値>受注価格>生産コストを期待しているだけでしょう。
少なくとも上の不等式見るだけで、
受注価格のほうが、真の価値に近いことは確かです。
というか、生産量を見積もろうとしているのはなぜなんでしょう?
濱井さんがずっとかみついているのは、作業の効率化を
生産性アップという言葉に結びつけることだと思いますが?
生産性=価値/作業コスト
とすると、濱井さんの使っているの生産性という言葉は、
付加価値率に近いものです。
そしてそれが真の意味の生産性であることは、
ゴールを読めば理解できますし、私も肯定します。
受託開発の場合、価値は一定というかGivenのものなので、
作業コストを効率化すれば、生産性があがるのは正しいといえば
正しいのですが、そこが議論がかみあってない根本になってます。
作業コストに一定の良心的だと思っている
儲け分を載せて請求という形態だと、
作業コストの効率化分、発注側が発注価格さげれば、
受注側の生産性アップはなされないんです。
まぁ、だからこそ、下請けを使うわけでもあるのでしょう。
XPによる開発の場合は、常に価値とコストの比較検討がなされますが、
CMMは、FPでもなけりゃLOCでもない、組織で勝手にやってくれということ
らしいし、結局何も言ってないのと一緒ですね。
でも結局、政府関係の仕事は、LOCで見積もらせるんでしょう?
水増し増量ソフト万歳ってか(苦笑)。
生産性=付加価値率だとすれば、
数%の作業効率化より、創意工夫は無限であるといったほうが、
話は前向きだし楽しいです。
個人的には、CMMがブームにならない理由がよくわかりました。
もっとも、経営者層にははやると思いますよ。
そして、水増し増量ソフトをいっぱい買ってご満悦。
幸せ気分でいいじゃないですかね。(笑)
生産性向上分というのが、20−80ルールの支配下におかれた
80のどうでもいいコードだけ、生産性が向上しているのに
気づくことがないんだから、お笑いなんだけど。
反対にXPを採用して、価値にこだわったソフト開発をやる会社には、
20−80の法則を最大限に生かして、20%の部分を徹底的に価値あるように
磨き上げるわけですよね。
XP万歳ってことで、個人的には結論がつきました。