> 今までのメールのやりとりを見ていたイメージでは、Horiuchiさんたちが
> まず「製品としての完成度」を選ぶ立場、濱井さんたちがまず「期間」を
> 選ぶ立場、という感じがしているんですが、本当のところ、どうなんでしょ
> うか?
「製品の完成度」が何を意味するかですが、
a. バグとかそもそも商品として成り立たないほどの機能の欠落
(保存できないワープロとか)が少ない
b. おそらく市場が求めるであろう多機能性や性能(速度とか画質
とか)を満たしている
としましょう。
aとbであればaを優先するのは当然と思います。完成してこそ商品
になるのですから。
bと期間のどちらを優先するかについては商品戦略の領分ですから、
それらを担当している方々とのお話し合いになるのではないでしょ
うか。それこそ製品の「価値」が最大になる点を「推測」して決め
ることになるのではないかと。
aと期間のどちらを優先するかは、普通計画立案の段階では問題に
ならないのでは。おそらくすべての人がaが絶対条件であるという
でしょう。問題になるのはさまざまな予測がはずれるためですか
ら、開発の終盤戦でしょう。
我ながらつまらないコメントですが…
> ぜひぜひ、教えてください。よろしくお願いします。
> # なんとなく、食い違いの原点がここらあたりからあるような気がしてい
> # るんですけど...。
濱井さんの主張する「売り上げ=ソフト開発者が生み出した価値」
が成り立つのは、ソフト開発も商品戦略の決定も販売も宣伝も会社
の経営さえも一人で行った場合だけではないかと思います。もちろ
んそれに近い状況であれば、その近似ですむので、意図的にそれに
近い状況を作り出すのも有効かもしれません。簡単に言えば「全責
任は全員にある」という単純な話が通用する規模がその適用範囲と
いえるでしょう(それが通用するならあえて客観的な数値を持ち出さ
なくてもうまくいく気もしますが…)。
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Michitaro Horiuchi / Access Co.,Ltd.
horiuchi@....jp / horiuti@....jp