どうも、さかいです。こんにちは。
突然の横槍で何なのですが、そろそろ、前向きな結論を
出せる方向に舵取りしていきせんか?
# なぁんか、今のままだと最終的にはみんながストレスを
# 溜めるだけで終わってしまうような気がします。
とにかく、「今のソフトウェア開発は問題山積み」ってのは
一致していますよね?
じゃあ、具体的にどうすればいいのでしょうか?(どうすれば
よい、と思っていますか?)生産量がどう、ソフトウェアの価値が
こう、とか、難しい議論は抜きにして、皆様は具体的にはどうした
らよい、と考えておられますか?
XP, CMM, PSP, ソフトウェアメトリクス、なんだかんだいっても、
要は「人間をhappyにさせるため」にあって、ストレスや労苦を蓄積
するためにあるわけではないと思うのですが。
# こんな議論をして、最後にストレスしか残らないのはもったいない、
# と思いませんか?
とりあえずは、あるシチュエーションを考えてみました。こんな
感じの開発プロジェクトを背負わされた場合、皆さんならどうしますか?
# まあ妄想ったら妄想ですが、、、。
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あなたは、あらたなソフトウェア開発プロジェクトのリーダーとして
任命されました。
お客さまは、某有名メーカです。そこの愛玩ネコ形ロボット「どら太郎」の
制御ソフトウェアを担当することになったのです。
お客さまの希望は「ネコそっくりなかわいらしい動きをするようにつくって
くれ」とのことだそうです。今のところそれ以外の要望は思いついていない
ようです。ただし、すでにハードウェアは設計が終了して、メンバーは解散、
別のシゴトにとりかかっているようです。(そのメーカでは、社運をかけた
「Vbox」開発があり、社員はすべてそちらにまわされているとの噂を
きいております。)
開発期間は、約半年〜1年を予定しているようです。なぜならお客さまと
競合する、これまた超有名メーカが半年後にイヌ形愛玩ロボット「愛坊」を
発売する、と発表しているからです。(お客さまは、どうもこの発表のあとの
反響の大きさに驚かされて、ある役員の鶴の一声で急遽「どら太郎」を開発
することになったようです。)
...こんな挑戦の機会はめったにないと、プロジェクトリーダに飛びついた
あなた。上司から一緒にプロジェクトをすすめる3人の部下を紹介されたとき、
デスマーチの予感が頭をよぎりました。
「じゃいあん」
→ 声がおおきい、スキルはそこそこ。3人の中では一番年長。(歌は下手)
「すねお」
→ プライド高いが、あまりスキルなし。よく「のびた」をいびる。
(しかし口はうまい)
「のびた」
→ 言い訳上手ですぐサボる。趣味はインターネット。シゴトは遅いが、
ノせると強烈なパワーを発揮するらしい。(3人の中では一番年下)
3人の紹介がおわったあと、上司は、受話器を持ち上げて「さて、お客さまは
まず発売時期について発表したがっているけど、半年後に発売開始でいいよね?あ、
お客さまはソフト開発については、全責任をうちに預けるといってきたから。
担当者が決まったと連絡しておくから、あとはよろしくね。」と言いました。
『えっ、ちょ、ちょっと待ってくださいよぉぉぉ』、とりあえず上司の受話器を
もとにもどさせることに成功したあなた。
・・・さて、これからあなたはどうします?
まずは、開発規模の見積もり? 品質の基準を見極めるために部下をトレーニング?
顧客のシステム責任者に説教?それともこんなシゴトを受けてきた無責任な営業や
上司に小一時間説教ぶちかます?
# それともさっさと辞表提出?
XP的には、まずは「顧客」にストーリーカードを作らせるんですよね。愛玩ロボッ
トのエンドユーザは、購買層、予想するにそのへんの若いにーちゃんやねーちゃんに
なるはずですよねぇ。(価格帯のイメージは、実世界の「ラッテ」や「マカロン」
ぐらいを想定しています。)
部下の「すねお」あたりに顧客の役割を与えてしまうのがいいのでしょうか?
それとも、リーダである自分が「顧客」を兼ねる? それともやっぱり無理やり受注元
から「顧客」を連れてくる? そのへんを歩いていたねーちゃんを拉致、、、もとい、
アドバイザとして協力をお願いする? いろんな手はあるかと思いますが。
それとも、ストーリーカードの前に何かやることあるんでしたっけ?
というわけで、皆様の見解をご教授ください。よろしくお願いします。
では、また。
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Sakai Ryoji (mrsa@....jp/mrsa@....jp)
from Saitama, JAPAN