佃です。
Takao Nakaguchi wrote:
>
> 中口です。
>
>
> > これは,ワインバーグの古典ですよね.ワインバーグのように長く
> > 読まれるコンピュータ関連の書籍では,やはり「プログラマは人間
> > である」という視点は不可欠のように思います.Kent Beck の EC
> > 本も,この点をしっかり押さえていますよね.
>
> ですね。やっぱ人間のやることなので、そこが押さえられていないと。
>
> 他に同じような視点を持つ本ってありますか?
>
「デバッギング ザ デベロップメント プロセス」
Steve Maguire著 遠藤美代子訳
ISBN 4-7561-1623-X
はどうでしょうか?
以下のようなことが書いてあります。
(6章)安定した絶え間ない向上
・メンバの成長が会社の成長。
・同じ箇所しか担当していないと、その人の技術力は偏ったものに
なる。
・各メンバを成長させるために、常に新しい技術を習得できるよう
に、いろいろな箇所を割り当てるようにする。
・自分の管理するチームでは新しい技術を習得できなくなってしま
ったベテラン(すべてを知っているので、チームにとっての最重要
人物ですが)は、新しい技術を習得できるように、本人が望む別の
チームへ移籍させましょう。そうすれば、ベテランと、ベテランの
後がまになるプログラマの2人が成長する。
(8章)沈没していく感覚
・週40時間以上働かないようにしなさい。
・長時間勤務をしていると、個人的な雑用まで会社でやるようにな
る。仕事とプライベートが混在し、効率が悪い。
・休日出勤は、プログラマにとって魅力的ではない。魅力がなけれ
ば転職してしまい、痛手を被る。プログラマにとって魅力的な環境
を提供すべきである。
・長時間勤務がプロジェクトのスケジュールを守る方法ではない。
根本的な原因を究明すべきである。
・筆者が火のついたプロジェクトへ管理者として途中から加わる場
合には、初日の定時にメンバ全員を帰宅させる。
・管理者はメンバの上司ではなく、チームの一員として振るまうべ
き。
他の章はまだ目を通していません。
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佃 軍治 tsukuda@....jp
日立製作所システム開発研究所第2部