濱井です。
2001/12/20 11:06:26 +0900にkazusa.ohno@....jpさんが送られた
メールに関する返信です。
>>生産性というのは、目標(目的)への効率だからこそ意味を持つのです。
>>開発それ自体は、目的ではありません。
>
> 結局、CMMは「目標がはっきりわかっている」ことを前提として、
>そこへたどり着くための効率を改善する(あるいは評価する)ための
>ものだということですね。
> 濱井さんのおっしゃる通り、その前提がない状態でCMMを使っても
>「まったく意味を持たないってことだ」なんでしょうね。
>
> とはいえ、「目標へ向かっているかどうか」の評価基準まで方法論
>に期待するのは無理があるかなーとも思います。それがないからと
>いってCMMをそこまで批判するのもちょっとかわいそうかなと。
[XP-jp:02909]で引用しているように、「企業の目標はお金を儲けること」
であり、それはどんな企業でも同じです。企業に適用することを
考えていない評価基準でもないかぎり、配慮されているべきです。
>目標へ向かうための効率を評価・改善するだけでも十分意味はあると
>思います。そもそも万能な方法論などないわけですし。
一部だけ取り出しても評価にならないのです。
開発しただけでは、一円にもなりません。開発の部分だけを取り出して
評価するのなら、開発コストがかかりながらもまだ一円の売り上げも生み
出していないのですから、開発しないことが最も生産性が高いと見ることも
できます。