今日は、上手です。
一言だけ・・
> 菊池です。
> プロジェクトの単位が例え多くとも、チームはもっと小さい単位でなので、
> このチームでXPを実行するには十分価値あると思います。
> ただ、チーム対チームになったらコミュニケーションも粗密になってきます。
CMM は Capability Maturity Model です。
ISO9001:1994 は Model for quality assurance です。
両方とも *モデル* ですね。
モデルというのは、粗っぽく言うと、ブラックボックスになっている処理部(プ
ロセス)で手順を決めておくと、決めたインプットに対して決めたアウトプット
が出てくるという仕組み(の連鎖)を指すと思います。
#ちなみに ISO9001:2000 は、Quality Management *System* です。
一方、XP-EC本を見てください。原文を引用します。
P.XV
XP is a lightweight methodology for small-to-medium-sized teams
developing software in the face of vague or rapidly changing
requirements. (snip)
To some folks, XP seems like just good common sense. So why the
"extreme"
XPは、要求仕様があいまいか、どんどん変わっていくソフトウェアの開発をして
いる小から中規模のチームのための軽量開発方法論です。(略)
皆さんの中には、XPって単に良い常識にしかみえないけど、という方もいるでしょ
う。そこで、なぜ"extreme" かですが・・
XP は、XP * programming * です。クライスラーのC3プロジェクトの打開を打
診されて、「今まででよかった方法を全部目一杯使ってみよう」と思って開発した、
実践的な *プログラミング*手法です。
#ここで、「一部の人には常識・・・」というのは、Smalltalkコミュニティを指
しています。XPの個別要素のかなりの部分は、Smalltalkでは常識だったからで
す。
ですから、extreme *programming* であり、開発手法の小さなサブセットと
いう意味で、軽量開発手法です。
CMM(大きなモデル)とはジャンル(分類)が違いますね。
分類の違うものを比較しても意味はありません。
(では)