こんにちは、荒川と申します。
島田さんwrote:
> 上記 URL より
> > 例えば、XPではプログラマが2人で1台のパソコンを使ってコーディングす
> > るペアプログラミングを勧めているが、自分の後ろでだれかが自分のコード
> > のアラを探すというのは耐え難いほど恥ずかしいかもしれない。
>
> ペア・プログラミングがアラ探しって、すっごくひねくれた捉え方だと思うの
> ですが、実際のところはどうなんでしょうか。
> 相手にもよると思うのですが、いやみな相手ならいやみになるでしょうけれど。
> コーディング中の思考の流れに微調整を入れられるのは、ある意味楽しい気がし
> ます。
> やろうと思っているのに先回りしていろいろと言われたらいやかもしれません。
> この辺、普段のミーティングや雑談で気が合わない人ばっかりでなければうま
> くいきそうな気がするのですが、実際にペア・プログラミングのご経験のある方
> はどうお感じでしょうか。
人それぞれペアプログラミングに望む際の目的が微妙に違う
のかも知れませんが、私がペアプログラミングを行っていた際に
感じた利点は、決してミスをその場で指摘されるということだけ
ではなかったです。
確かに、その場でミスを発見することができるということも重要な
目的のひとつなのですが、一番大きく利点に感じたのは、
「仕事の流れが止まらない」
といったことでしょうか。
ずっとコーディングを続けていると、当然、集中力などが切れるとき
や問題にぶつかったときに、思考や動きが止まるとき時間があります。
ペアプログラミングを行っている際に、両方の思考が同時に停止するということは
なかなか起きなかったです。
そこで的確にアドバイスなり、意見が入ってきてくれてまた思考が復活するとい
うような体験をしました。短い時間で非常に大量の仕事を片付けられます。
一人で行うことに比べて、コーディングの生産性がとてもあがったと感じ
ましたね。ただ、ずーっと、最高潮のノリで仕事が続くので、終わったあとは
とてもとても疲れます。だから、長時間のだらだらコーディングはXPでは
推奨されていないのでしょうね。結果的にそのようになるのであって、働く
時間を短くするためにXPをする。ということではないな、と個人的に感じた
瞬間でした。
単にミスのチェックというところだけにフォーカスしてペア・プログラミングを
行うと、確かにただのあら探しになってしまうのではないでしょうか?
おそらく、この記事の筆者はXPの本を読んだだけで、実際の体験がないことから
こういった誤解がきたのではないかと思います。