長谷川さん,
平鍋です.レポートありがとうございます.
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> XP(エクストリーム・プログラミング)セミナー
> 日時:平成13年11月7日(水)13:30-17:00
> 会場:NEC関西ビルB1F C&Cプラザホール
> URL :http://members6.tsukaeru.net/xpjug-kansai/index.html
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> ...
> 13:45〜14:35 Keynote XP概説
> 長瀬さんのXPに対する全体的な解説ですが、今年のOOPSLAに行ったときの
> 感想などを交えながら、今のXPの状態がわかりやすく概観できたと思います。
> ...
> 最後に、OOPSLAからの感想で、XPのような手法がUSでひとつの潮流となり、
> XPもそういうアジャイルな手法の一種と位置付けられるようです。
> 他にもクリスタルなどがあり、これも近々日本にもやってくるだろうと。
> また、OOPSLAでCoplienがこういったアジャイルなものの区別について、
> 水着をメタファ(?)にして説明していたことも紹介されました。
Coplien でなく,Cockburn だと思います.
('クリスタル'の人で,Writing Effective Use Cases の著者)
> 14:45〜15:35 Special Session XP実践レポート
> 平鍋さんが実際にXPの手法を実践した時のレポートです。既に
> ...
> ・カードの必要性:手渡しやすいこと
Cockburn が,
"Stories Are Promises for Conversation"
「ストーリーは会話の約束手形」って言っています.これを持って
ユーザのところに行くんです.
> ・同じ部分に出会った場合は、後の者がリファクタリングをする。
"The second person pays for generality", とも言います.
最初から一般化の労力を支払わず,必要になった時点で.
また,GoF の一人である,Ralph Johnson が,
"In XP, the software life-cycle is: Analysis, Test, Code, Design"
と言ってます.Design と Test がひっくり返っているんですね.
> ・XPはトラックナンバーが非常に高い。
トラックナンバーへの言及は,やはり Cockburn らが,ペアプロの
有効性を書いた,"Costs and Benefits of Pairprogrammming" に
あります.(Coplien の '組織プロセスパターン'にも言及あります)
http://members.aol.com/humansandt/papers/pairprogrammingcostbene/pairprogrammingcostbene.htm
また,上記には,ペアプロのコストは 200% でなく 115% だ,とい
う数値があります.
> 15:40〜16:30 Main Session
> ●XPのビジネスメリット
> NECの牛尾さんのビジネスという観点からXPを見た場合の捉え方が
> 実際の具体例(経験)を通して、紹介されました。
めっちゃおもろかったです.
契約という視点から,日本のSE魂みたいなものを感じました.ス
トーリーカードをプリペイドカード方式で渡すという,のはすご
い.この方が「お徳ですよ」という説得も.「お客様にしていただ
くこと」という客先に実際に出したと言われていた資料なども.
"Prepaid Story Card" -- How to contract in XP
なんて感じで米国に紹介したいですね.
> ●XPと組み込みソフトウェア
> ...
> 土屋さんの話を聞いて、これはそんなんじゃなく、利用できない場合は、
> それに代わる工夫をしたり、徹底して現場に適合するものにするという
> 意思の現れのように感じました。
私も感動しました.XPのスピリットが感じられて嬉しくなりました.
これも,是非米国に紹介したい.
いやー,大阪いいですね.パワーありました.パワー貰いました.
以上です.