どうも、さかいです。こんにちは。
# はじめまして、です。今後ともよろしくお願いします。
PSPなんですけれども、個人的に内容をまとめてみます。
参考になれば。(間違いがあれば指摘をお願いします。)
# TSPは、本を買っただけで転がしてます。読んでないので、
# こっちは説明できません。(すみません。)
PSPは、簡単にいうと「ソフトウェア開発の『やりかた』に
レベル(段階)をつけて、ちゃんと自分でソフトウェア開発を
管理できるようにしましょう」というものです。(ミソは、
自分でソフトウェア開発を管理できるようになる』です。)
だいたいの流れとしては、次のような内容を「段階」をつけて
解説/演習するようになっています。
1. 「やったこと」を記録する習慣をつけましょう。
→ 作業開始/終了時間とその中で中断した時間を記録する。
→ コンパイルエラーも含めて間違えた事柄、修正にかかった
時間を記録する。
→ 作成したコードの行数(つまりLOCですね)を記録する。
2. 「やったこと」を確認して、反省しましょう。
(改善することを見つけましょう)
→ PIP(Process Improvement Proposal)をつくる。
3. 「やったこと」から次やるときにどういうようにできるか
予測しましょう。
→ 作業実施時間とプログラム規模(LOC)を基ネタにして、
統計をとってみる。(相関やら、回帰パラメータやら...)
→ 統計値と、今度やる項目から作業時間とプログラム規模を
予測してみる。
4. やることの順番と時間をあらかじめ決めて(スケジュールして)
やりましょう。
→ 「タスク」と「スケジュール」について立案、記入
5. 今までやった作業の「見積もり」と「実績」がどう変化したか
確認しましょう。また、その結果から、今後さらに改善するため
には、どうすればよいか考えてみましょう。
6. レビューをやってみましょう。レビューによって欠陥が減ること
を実感してみましょう。
# PSPは、あくまでも「個人」のものですから、ここのレビューと
# いうよりは「見直し」としたほうが近いかも?
7. 上流工程の仕様書/設計書をしっかりとつくり、レビューしましょう。
...だいたいこんな感じでしょう。要は「品質を知るトレーニング
コース」と考えればよいのではないでしょうか?(ただし、『セルフ』
サービスなんですけど。)
ですから、コード作成手法とかには触れず、テストはヘボ(というより
手法の解説とかはまったくなし、テスト条件と結果記録のフォーマットを
決めるのみ)、課題説明ではツッコミどころ満載の要件しか書かれてい
ない、こんなんでソフト作れというのは酷だぞ、おい、てな感じです。
# ↑さすがに、この部分はちょっと誇大表現かも、です。すみません。
要は、「品質を知る」ために、関係ないところはそぎ落とした(あまり
気にしない)、という感じかと。
# 演習では規模でLOCを使用してますが、DSEには、FPとか他の手法も
# しっかり紹介されています。
ただ、私個人(ソフトウェア開発者やってます)の感覚では、
『PSPはつまらん』
の一言です。あ、でもでもPSPを否定する意味での「つまらん」では
ありませんので念のため。もっともっとアソビがあればなー、と感じる
「つまらん」です。
ただつまらないながらも、いい意味で(←ここ重要)、XPを補完する
関係にあるのかな、とは感じています。(XPの代替にはなりえない
でしょうが。)
* * *
より詳細をお知りになられたいかたは、PSPゼミで「(セルフ)トレー
ニングコースを受講」されてはいかがでしょうか?(ただMLに参加する
だけでも可、だと思います。)
psp-secretary@....jp の方にメールを出せば、
PSP-SEMI というメーリングリストに加入させてもらえると思います。
(http://www.azuma.mgmt.waseda.ac.jp/psp/pub/semi/semi_application.html)
いきなり語ってすみませんでした(^^;。では、また。
----------------------------------------------------------------------
Sakai Ryoji (mrsa@....jp/mrsa@....jp)
from Saitama, JAPAN