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Date:  Mon, 22 Oct 2001 08:47:35 +0900
From:  hamai@....jp
Subject:  [XP-jp:02689] Re: ソフトウェアと見積もり (was XP 	と Taylorism)
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200110212347.IAA19241@....jp>
In-Reply-To:  <200110190739.QAA15893@....jp>
References:  <200110190739.QAA15893@....jp>
X-Mail-Count: 02689

濱井です。
2001/10/19 16:39:22 +0900に私が送ったメールに関する訂正です。

開発するソフトウェアの価値とソフトウェアを開発する価値とが
ごっちゃになっていました。

「ソフトウェア開発の見積もりの精度は、開発するソフトウェアの価値と
両立しない」のではなく。
「ソフトウェア開発の見積もりの精度は、ソフトウェアを開発する価値と
両立しない」のです。


「既存のソフトウェアとの類似性が高い」以下を次のように修正します。

既存のソフトウェアとの類似性が高い、差異が少ないということは、
一般に、そのソフトウェアを入手する価値が低いことにつながります。
逆に、入手する価値の高いソフトウェアは一般に大きな新規性を
もっています。

見積もりの精度を高めようとすれば、既存のソフトウェアとの差異を
小さくせねばならず、それはソフトウェアを開発する価値を下げる
ことになりがちです。ソフトウェアを開発する価値を高めようとすれば、
既存のソフトウェアとの差異を大きくせねばならず、見積もりの精度を
下げることになります。

ソフトウェア開発の見積もりの精度は、ソフトウェアを開発する価値と
両立しないということです。