濱井です。
2001/10/09 23:35:31 +0900にbugbear@....nuさんが送られた
メールに関する返信です。
>そういえば、せっかくだからこういう提案書も「共有」できるといいかもしれません
>ね。
>これコピーして渡せばオッケーよみたいな。
たしかに似たようなのを各々の人が作るのは非効率的ですね。
>ところで、XP の本に「ドキュメントを書くな」と書かれていて、
>「おや?」と思ったことがあります。
>「そんなことソース読んだら書いてあるってば」級のドキュメントを
>延々と書いて結局二重化させるのは無駄以外の何物でもないとは思っていますが、
>全体を見渡すための概観用の文書とか、
>言葉の意味を書いた文書とか、
>知識の共有のための文書は必要なんじゃないかと思うのです。
テストファーストとペアプログラミングでほとんど対処できるのでは?
テストプログラムのソースも有用な「ドキュメント」になり得ます。
>たとえば誰かがちょっとの間休んでしまったり、
>助っ人が後から必要になったりしたときなんかに、
>そのつど口頭説明をしているのでは大変ですよね。
口頭説明も大変ですが、文書の作成に比べればどうでしょう?
聞き手の知識に合わせて既知の部分をはしょったり、逆に知らない
部分を補足できる口頭説明に対して、読み手の知識のレベルを
限定できないため、予め文書化しておくというのはかなりの労力
を必要とします。
この程度の場合なら、口頭説明の方が効率的だと思います。
>毎回毎回説明会を開いて長々と口頭で説明しているのを見ていると、
>どうしてこれをそのまま文書化しないのかなぁと思ってしまいます。
>(ある程度文書を作っていても、まだ口頭で説明が必要ということは、
>文書に完全に落とされていないということですよね?)
プレゼンテーションとしては、詳細な文章は逆効果な面があります。
OHPやスライドでは概略のみを記述して、口頭や配付資料で補足する
というのは普通だと思います。
>ただ、よく思うことは、せっかく書いたこういう文書を読みたがらない人が意外と多
>いということですね。
これはたしかに多いですね。
# と自分を棚に上げて言う(^^;
>そういう人を見ていると、
>本当に大事な文書って何かとか、
>どういう文書を書けばみんなに理解してもらえるか
>という基本的な訓練ができていないような気がします。
そもそも、事実や主張している内容をわかりやすく伝える技術というのが
日本の国語の教育に欠けていますね。